会社や社員が犯罪に巻き込まれたときどうする? ―⁠―小さな事件からITセキュリティまで警察への依頼の仕方

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著者
海老谷成臣えびたになるおみ林秀人はやしひでと 著
定価
2,200円(本体2,000円+税10%)
発売日
2024.6.3
判型
A5
頁数
192ページ
ISBN
978-4-297-14230-8 978-4-297-14231-5

概要

会社内で問題が起きたとき、警察に依頼すべきかどうか、現場担当者にとってそれは非常に悩ましいものです。本書は、元警察官がそうした悩みに応えるべく書き下ろされたものです。社員による窃盗、もしくは暴力団などの反社会勢力との対決といった問題から、最近のトレンドであるインターネットセキュリティに関わる問題まで企業はさまざまな問題に耐えねばなりません。時流の変化は残酷で過去にうまくいった対処方法も、すぐに陳腐化してしまいます。また、新しい技術を使った犯罪は対応しきれるものではありません。その中で最も有用で費用もかからない対処方法は問題が起きたら「警察」にお願いすることです。企業活動は人間の行動結果の写し鏡です。警察にはそうした問題に対応するノウハウが叩き込まれています。本書は、具体的な事例をもとに、どのように警察に依頼すれば効果的なのか、元警察官が自身の経験で得られたさまざまな対処方法からベストなアドバイスを提示します。企業経営におけいろいろな悩みをすっきり解決しましょう。

※本書籍の印税は、犯罪被害者遺児の奨学金として活用して頂きたく、公益財団法人犯罪被害救援基金に全額寄付します。

こんな方にオススメ

  • 人事、総務、労務などの担当者の皆様
  • 会社で起こるさまざまな問題をうまく解決したいビジネスパーソン

目次

第1章 会社や社員が犯罪に巻き込まれちゃった編

第2章 反社がいきなりやってきた編

第3章 社員が悪いことしちゃった編

第4章 会社で起きた事件の対応編

第5章 警察から問合せが来ちゃった編

第6章 サイバー犯罪編

第7章 警察組織って何?

プロフィール

海老谷成臣えびたになるおみ

大手総合オンラインサービス リスク管理部長

静岡県富士市出身の元警視庁警察官。交番、刑事、機動隊、白バイ、爆弾処理班を経てサイバー犯罪捜査の道へ。

アメリカNCFTA(National Cyber Forensics & Training Alliance)のインターナショナルタスクフォースに派遣、世界各国のサイバー捜査官との共同捜査に従事。その後カーネギーメロン大学CyLabにおいて客員研究員としてサイバーセキュリティ及び犯罪捜査手法の研究及び講義を行う。警視庁を20年で退職し、外資系金融企業の捜査チーム責任者に就任。サイバーセキュリティ法制学会会員。2021年から現職。CISSP。趣味は靴磨きと包丁研ぎ。

林秀人はやしひでと

大手総合オンラインサービス 管理部

大阪府茨木市出身の元警視庁警察官。交番勤務ののち機動隊で水難救助、その後刑事を経てサイバー犯罪対策、捜査を行う。

警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課(現:サイバー警察局サイバー捜査課)に出向し、国際捜査共助業務(G7コンタクトポイント)を担当、FBIをはじめ外国捜査機関との合同オペレーションに参加。その後警視庁を退職し、2021年から現職。サイバーセキュリティ法制学会会員。趣味はジョギングとバンド活動。