60分でわかる!
60分でわかる!
iDeCo 個人型確定拠出年金 超入門
- 山崎俊輔 著
- 定価
- 1,320円(本体1,200円+税10%)
- 発売日
- 2025.1.24
- 判型
- 四六
- 頁数
- 144ページ
- ISBN
- 978-4-297-14649-8 978-4-297-14650-4
サポート情報
概要
令和7年度税制改正大綱に対応!これから始める&継続したい人のためのiDeCo最新入門書
2024年12月から企業年金に加入する会社員,公務員などの拠出限度額が引き上げられました。さらに令和7年度の税制改正では,iDeCOの普及促進,資産形成の活性化,多様な投資ニーズに対応することを目的として,さらなる拠出限度額の引き上げばかりでなく積立可能年齢の引き上げも盛り込まれました。最新情報に対応した本書は,これから個人型確定拠出年金(iDeCo)を始める人が,その仕組みやメリット,具体的な運用方法までを学べるものです。公的年金の現状から投資信託や元本確保型商品の選び方&組み合わせ方,老後資金の準備計画まで,知っておきたいテーマを網羅しています。節税効果や運用益の非課税といったメリットだけでなく,iDeCoならではの注意点やリスクについても言及し,読者に正しい知識と資産運用の判断材料を提供します。
こんな方にオススメ
- 老後資金についてしっかりと準備したい&節税効果で賢く積み立てたい20代中盤以降の現役世代
- NISAとの組み合わせや投資信託&元本確保型商品の選び方,考え方についてしっかり理解したい人
- 就業環境の変化によるiDeCoの継続方法について知りたい転職者
目次
Part1 iDeCoを始める前に知っておきたい年金事情
- 001 国の年金,本当に破たんしないの?
- 002 もしも国の年金がゼロなら「老後に1億円」が必要
- 003 実際,国の年金はどのくらいもらえるのか
- 004 国の年金を少しでも増やす3つの方法
Part2 iDeCoはなぜオススメなの?
- 005 すでに342万人が利用しているiDeCoって何?
- 006 住宅ローン控除のようにiDeCoは所得税・住民税が軽くなる
- 007 iDeCoはNISAと同じく運用益は完全に非課税
- 008 60歳以降の受取時,課税負担が軽く非課税の可能性も!
- 009 「60歳以降まで原則解約できない」はむしろメリット!
- 010 NISAも魅力大だが「iDeCoファースト」で考える
- 011 iDeCoの運用商品は大きく分けて2つ「元本確保型」と「投資信託」
Part3 いくら&いつまで積み立てできるのか
- 012 iDeCoの泣き所は「拠出限度額」が複雑なこと
- 013 ケース別限度額① 自営業者,フリーランス
- 014 ケース別限度額② 会社員(企業年金なし)
- 015 ケース別限度額③ 会社員(企業年金あり)
- 016 ケース別限度額④ 公務員
- 017 ケース別限度額⑤ 専業主婦(夫)
- 018 加入年齢の上限は65歳まで(今後70歳までに改正)
Part4 どこで始める?口座開設までに行うことは?
- 019 iDeCoは自由に好きな金融機関を選べる
- 020 チェック① 口座管理手数料に注目して選ぶ
- 021 チェック② 投資信託の手数料は安いほうに着目
- 022 資料請求は数社同時でもOK
- 023 わかりにくいと言われる口座開設申込書の記入ポイント
- 024 引き落とし口座は基本的に自分の給与振込口座を指定
- 025 掛金額の設定,購入商品の指定
- 026 口座開設が完了すれば初回引き落としが開始
Part5 iDeCo運用の重要ポイント投資信託の選び方
- 027 そもそも投資信託とはどんな商品か?
- 028 投資対象,投資地域,投資信託の運用方針を見比べよう
- 029 投資信託の3つの運用コストを知っておこう
- 030 iDeCoで多く設定されているバランス型ファンドを知ろう
- 031 アメリカでは主流のターゲットイヤー型投資信託とは?
- 032 投資信託を1本だけ選ぶなら…オールカントリーかバランス型ファンドか
- 033 投資信託を複数本持つ場合は運用状況の確認と見直しを
- 034 自分の好みの投資信託を選ぶシンプルな基準とは?
Part6 金利設定が有利な商品もある!元本確保型商品の選び方
- 035 iDeCoにはほぼ含まれる安全運用の選択肢
- 036 元本確保型商品その① 銀行預金の特徴
- 037 元本確保型商品その② 生保,損保商品の特徴
- 038 元本確保型商品の金利はどのくらい?
- 039 元本確保型商品100%では実質マイナスの恐れ
- 040 投資信託との組み合わせで活かす元本確保型
Part7 iDeCo運用の始め方,続け方
- 041 iDeCoは必ず「ゼロ円スタート」
- 042 iDeCoの掛金額は節約で確保せよ
- 043 少額からリタイアまでコツコツ積み上げていく
- 044 投資信託のスタイルを活用した投資を考えよう
- 045 基本的には「長期・積立・分散」投資を設定
- 046 運用の見直し方法は「配分指定」と「スイッチング」の2種類
- 047 株価が下がっているときの対応に注意しよう
Part8 iDeCoを活用した老後のお金の準備計画
- 048 「老後に2000万円」は老後の楽しみ予算枠
- 049 退職金・企業年金をチェックしてiDeCoを活用する
- 050 iDeCoとNISAをダブル活用してみる
- 051 夫婦でダブルiDeCoを考えてみる
- 052 自分なりの老後のイメージに備える計画を立ててみよう
- 053 毎月いくら積み立てれば2000万円を目指せるか
〈付録〉iDeCoを続けていくために必要な手続き
- ① 企業型確定拠出年金のある会社から転職したとき
- ② 転職したときに掛金額が変わる場合の注意
- ③ 年末調整か確定申告か。税の手続き
- ④ 60歳以降に受け取るとき
- ⑤ iDeCoを受け取るときの税金について
プロフィール
山崎俊輔
1972年生まれ。中央大学法律学部法律学科卒。AFP,1級DCプランナー,消費生活アドバイザー。企業年金研究所,FP総研を経て独立。
商工会議所年金教育センター主任研究員,企業年金連合会調査役(確定拠出年金担当)などなど歴任。確定拠出年金を中心とした制度設計アドバイス,投資教育支援を行うほか,行政に対する制度改善要望なども取り組んでいる。
AllAbout,日本経済新聞電子版,Yahoo!ニュースエキスパート,lifehacker日本版,ウレぴあ総研,楽天証券などに多く連載。
日本年金学会,日本FP学会,ウェルビーイング学会会員。
大正から昭和初期の東京への造詣が深く東京スリバチ学会,みちくさ学会にも所属。街歩きが趣味。神楽坂のNPO,粋なまちづくり倶楽部理事。
HP https://financialwisdom.jp
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YouTubeチャンネル https://youtube.com/@FPyam