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写真もアナログからデジタルが当たり前になった昨今では,撮った写真をそのまま使うことはまれで,何かしらの加工をすることが必然となってきています。プロのカメラマンも,デジカメではシーンを抜き出すように厳選して撮るのではなく,とにかく連射でたくさんとるようになってきています。その中で,できるだけよい写真を使い,さらに加工するわけです。
写真の加工もカメラマンが行う場合も多いですが,大抵はデザイナーの仕事です。使用目的に合わせてレタッチ,合成などを行います。ここでの作業はやはりPhotoshopが使われることが多いでしょう。
もちろん,趣味やアマチュアではそこまでの苦労はかけられませんが,プロが実際にどのような発想で,どのような加工テクニックを知っておくことは,自らのスキルアップに最適でしょう。さまざまなケースを覚えておくことで,作りたい写真の仕上がりの幅が広がっていきます。
Photoshopの機能一発でできるカンタン合成でのパノラマ写真作成
レイヤーを合成して明るさを修正する
テクニック
切り抜き合成写真を立体的にして
自然な仕上がり
Illustratorの素材をちりばめてコラージュを作る
本書『Photoshop Design Manual プロ技で魅せる写真加工の教科書』は,Photoshopを使った,作例を通して学ぶ,写真加工・合成の解説書です。主に海外のストリート写真を素材にして,80点以上の作例を元にクールでかっこいい作品に仕上げる方法を学んでいきます。
本書は著者・下田和政氏ならではの,こだわりのテクニックですので,ほかの解説書ではなかなか見られない内容になっています。そのため,初心者には読みながらPhotoshopを操作するのは少し難しいかもしれません。しかし,ある程度Photoshopを使える人にとっては,ほかでは見られない下田氏ならではのプロ技テクニックを学んで,スキルアップを目指せるはずです。
紙面の作例は,元になる素材写真と完成データをダウンロードサービスにより確認できるので,紙面と同じ作業を体験できます。
なお,一部の作品はオブジェクトやフィニッシュのためにIllustratorも使用しています。対応バージョンはCCおよびCS6です。