品質の鍵を握るのは,テスト設計にあるといっても過言ではありません。
どれだけ素晴らしいテストオペレータが揃っていても,テスト設計書ならびにテスト手順書がきちんとできていなければ,網羅率は低下し,バグの見落としが増え,品質の低い製品になってしまいます。
また,限りあるリソース及び開発期間の中では,精度が高く,かつ効率の良いテストが要求されます。
この研修では,ブラックボックステストの技法を学び,効果的かつ効率的なテスト設計ができることを目指します。
| 料金 | S1:157,500円/人 S2:157,500円/人 ※テキスト代込み ※S1,S2それぞれ個別に料金がかかります  | 
|---|---|
| 受講時間 | S1:6時間 × 3日間 S2:6時間 × 3日間 ※S1,S2別日程となります。詳細はスケジュールをご確認ください。  | 
| 対象者 | テスト設計業務に携わる方もしくは目指される方 | 
コース概要
S1
このコースでは,ブラックボックステスト技法を中心に効果的な技法の適用法を習得していただきます。具体的には,テキストを使用した講義と演習を充実させた実践的な内容となっております。
S2
このコースでは,テストドキュメントの作成スキルを身に付けていただきます。設計編S1コースを受講いただいた内容を踏まえて,サンプルの機能仕様書からテスト計画書,テスト設計仕様書といったドキュメントを実際に作成していただきます。演習がメインの内容となっております。
期待効果
- ブラックボックステスト技法の正しい理解
 - 適切なテスト技法の運用
 - 効果的・効率的なテスト設計
 
内容(S1)
第1章 テスト設計技法について
- 1-1. 2つのテスト技法
 - 1-2. 開発現場の理想と現実
 - 1-3. 工数の発散とは
 - 1-4. テストのアプローチ
 - 1-5. ホワイトボックステストの特徴
 - 1-6. ブラックボックステストの特徴
 - 1-7. ブラックボックステストとホワイトボックステスト
 - 1-8. ブラックボックステストの技法
 
第2章 同値クラス分割・境界値分析
- 2-1. 同値クラス分割
 - 2-2. 境界値分析
 
第3章 デシジョンテーブル
- 3-1. デシジョンテーブルとは(概要)
 - 3-2. デシジョンテーブルとは(説明)
 - 3-3. デシジョンテーブルの例題
 - 3-4. デシジョンテーブルのメリット
 - 3-5. デシジョンテーブルに適したテスト対象
 
第4章 状態遷移テスト
- 4-1 状態遷移図を描く
 - 4-2 状態遷移表を書く
 
第5章 組合せテスト
- 5-1. 組合せテストとは
 - 5-2. All Pair法使用方法
 - 5-3. 因子・水準の抽出
 - 5-4. 禁則とは
 - 5-5. 例題
 
第6章 その他のテスト
- 6-1. 回帰テスト
 - 6-2. スモークテスト
 - 6-3. 簡略テスト
 - 6-4. 構成テスト
 - 6-5. 非機能テスト
 
内容(S2)
第7章 テスト設計スキル -前編-
- 7-1. テスト設計の目的
 - 7-2. テスト設計の全体像
 - 7-3. テスト設計に必要なスキルとは
 
第8章 テスト設計スキル -後編-
- 8-1. テスト設計の各フェーズ
 - 8-2. 仕様整理ツールの紹介
 
第9章 テストドキュメント作成スキル -基礎作成編-
- 9-1. テストドキュメントの必要性
 - 9-2. 問題を解く鍵は「テストドキュメント」にあり
 - 9-3. テストドキュメントを使用するメリット
 - 9-4. テスト計画書
 - 9-5. テスト設計仕様書
 - 9-6. テストドキュメント作成の際のルール
 
第10章 テストドキュメント作成スキル -実践編-
- 10-1. 前章の振返り
 - 10-2. 本日の演習の概要
(ドキュメント作成の演習がメインとなります) 
第11章 レビュースキル
- 11-1. レビューとは
 - 11-2. レビューの必要性
 - 11-3. レビューの種類
 - 11-4. 活用法とタイミング
 - 11-5. テスト関連のDRについて
 - 11-6. より効果的なレビューを行うために
 
第12章 テスト運営業務・管理スキル
- 12-1. テスト管理の必要性
 - 12-2. テストプロジェクトにおけるトラブル要因
 - 12-3. トラブル要因に対する解決策
 - 12-4. 具体的な計画
 - 12-5. 現状把握
 - 12-6. テスト管理の勘所
 
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