概要

「変化するビジネスへの対応」,「短納期開発」,「不明瞭な要件」など,今日のシステム開発には従来からの開発とは違った課題が突き付けられています。人の数だけを揃えて行うウォーターフォール型の開発方法では,これらの課題を解決することはできません。

そこで,登場したのがアジャイル開発手法です。

アジャイル開発手法を導入し,開発状況を透明化することで,誰もがプロジェクトの進捗を意識するようになります。これにより,生産性,品質などが格段に向上します。

今年は,本格的なアジャイル開発を行うための製品が,日本IBM,マイクロソフトから発売されました。オープンソースだけなく,商用の製品が出そろったことにより,熟練したエンジニアだけでなく,一般のエンジニアでもアジャイル開発を行える環境が整ってきているといえます。

本カンファレンスは,400名規模のアジャイル開発事例を持ち,世界No.1のアジャイル開発の企業として名高いThoughtWorks社からスピーカーを招いて,最新のアジャイル開発についての講演をしていただきます。

ThoughtWorks社(http://www.thoughtworks.com/

マーティン・ファウラーが所属することでも知られるThoughtWorks社は,システムインテグレーションとコンサルティングを主な業務とする企業であり,アジャイルコミュニティへの貢献で世界に知られています。

マーティン・ファウラーは,1980年代の半ばからオブジェクト指向に取り組みはじめ,ソフトウェア開発に関する有名な5冊の本を著しています。アジャイル・アライアンス(Agile Alliance)のメンバーであり,2001年にアジャイルソフトウェア開発宣言の起草にも関わっています。

著書
アナリシスパターン―再利用可能なオブジェクトモデル』(ピアソンエデュケーション)
UML モデリングのエッセンス 第3版』(翔泳社)
リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック』(ピアソンエデュケーション)
XPエクストリーム・プログラミング実行計画』(ピアソンエデュケーション)
エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン』(翔泳社)
ThoughtWorksアンソロジー――アジャイルとオブジェクト指向によるソフトウェアイノベーション』(オライリー・ジャパン)

~Agile Conference tokyo 2009 開催にあたって~

ThoughtWorksでは,9年間にわたりアジャイル開発を行ってきました。

12月8日に開催される「アジャイルカンファレンス東京2009」では,Guo Xiaoが長年の経験をもとに「最先端のアジャイルソフトウェア開発」について講演いたします。

大規模な開発事例を聞くことができる貴重な機会です。ぜひお聞きください。

――――― マーティン・ファウラー

Kindle
Kindle
Kindle

今回ご来場いただいた方を対象にした抽選会を実施します。米国Amazon.com社が日本での発売を開始した「Kindle」(U.S. & International版)が抽選で1名様に当たります!

さらに先着でThoughtWorks社とテクノロジックアート社からオリジナルボールペンとオリジナルポーケン(http://poken.jp/ja/)をプレゼントします。

※プレゼント商品は変更する場合もございます。また先着プレゼントにつきましては,準備した数を配布した時点で終了となります。ご了承ください。

たくさんのご応募ありがとうございました。

プログラム

12:00~

開場・アジャイル開発ツールデモンストレーション展示ブース 公開

13:00~14:00

[基調講演(60分)]アジャイルソフトウェア開発の導入
──大規模システムでのベストプラクティスとその適用──

ソフトウェアの品質を高め,納期を早め,コストを下げる手法としてアジャイル開発手法が注目されています。しかし,このアジャイル開発手法は小規模なプロジェクトでの事例がほとんどで,大規模なシステム開発への適用は難しいと考えらえています。

本セッションでは,事例を用いて,アジャイル導入部分から,アジャイル共通ベストプラクティスの紹介と,それらがどのように関連しあって目標を達成するかをご説明いたします。また,大規模開発チームやレガシーコードにおいて,これらのベストプラクティスがどのように適用されるかを解説します。

テスト駆動開発,常時結合,反復開発,要求分析などについては,事例やケーススタディを使って,より詳細に議論を行います。

講演者:
Xiao Guo 氏(ThoughtWorks Inc. マネージングディレクター)
14:00~14:05

休憩

14:05~14:45

[セッション1:マイクロソフト セッション(40分)]アジリティを向上させる開発ツールの進化 ~ Visual Studioは,Visual Studio 2010でこう進化する!

ソフトウェアがビジネスや生活にとって欠かすことのできない今日,開発の現場においても,適正な品質とコスト,より柔軟な対応といった最適化が求められています。そんな中,改めて注目されるのが,アジャイル開発手法です。

ユーザのニーズに対応し,価値を提供し続けるには,アジャイル開発手法がもっとも効果的な手法の一つであることは間違いありません。

本セッションでは,Visual Studio 2010で強化されたアジャイル開発機能を中心にデモンストレーションを行い,ソフトウェア開発ビジネスをよりアジリティの高い次のレベルへもっていくために開発ツールがどのように進化しているのかをご説明いたします。

講演者:
長沢 智治 氏(マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト)

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14:45~14:50

休憩

14:50~15:30

[セッション2:IBM セッション(40分)][email protected] IBM Rational Team Concert

アジャイルが,小規模開発や同一地点の環境でしか使えないという定説は,もはや過去のものだといえます。厳しいビジネスの環境から,多くの企業が,アジャイル開発による生産性向上,品質向上,顧客満足度改善,コスト削減のメリットを,どうにかして大規模開発や分散環境(オフショア,ニアショア)でも活かしたい,と昼夜工夫し続けています。それに応えて,テクノロジー,ツール,[email protected]Scale(アジリティ・アット・スケール)とは,アジャイル開発をスケールアップするための考え方です。IBM Rationalでは,品質向上,[email protected]leを推し進めています。

このセッションでは,[email protected]きている開発環境であるRational Team Concert(RTC)を用いて,実際の開発現場の様子をリアルタイムにお見せすることで,アジャイルをスケールアップするポイントを紹介いたします。

講演者:
玉川 憲 氏(日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 ラショナル事業部 テクニカル・セールス部長 ソフトウェア・エバンジェリスト)

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15:30~16:00

コーヒーブレーク

16:00~16:40

[セッション3:アジャイル開発導入事例(40分)]アジャイル開発のオフショア開発での適用と品質管理への取り組み

要件変動が激しい情報システム開発のプロジェクトでは,アジャイル開発が効果的なことが多いと言われており,社会の変化がますます速くなる中で,アジャイル開発の注目度は更に高まりつつあります。現状,ウォーターフォール型の開発が一般的に採用されている中で,アジャイル開発のメリットを生かしていくには,様々な面において検証・評価が必要であり,オフショア開発での適用や品質管理手法の確立はその一つであると考えられます。

本セッションでは,プロジェクト適用の実例を通し,アジャイル開発のオフショア開発での適用例,およびアジャイル開発における品質評価手法の取り組み内容について紹介します。

講演者:
山中 敦 氏(株式会社日立製作所 技師)
16:40~16:45

休憩

16:45~17:30

[セッション4:トークセッション(45分)]ThoughtWork社トークセッション,Q&A

基調講演を行うXiao GUO氏とテクノロジックアート と「実践!アジャイルプロジェクト管理」(技術評論社)の監修者である長瀬嘉秀氏にご登壇いただき,最新の大規模アジャイル開発について,ThoughtWorks社の実績や経験を踏まえた意見をもとに,アジャイル開発の実践方法を探っていきます。また本セミナーに参加された方々の質問を受け付けるQ&Aコーナーも予定しております。

当日参加された方々に役立つ具体的で実践的なセッションを目指します。どうぞ,ご期待ください。

モデレータ:
長瀬 嘉秀 氏(株式会社テクノロジックアート 代表取締役)
登壇者:
Xiao Guo 氏(ThoughtWorks Inc. マネージングディレクター)
18:00

展示ブース閉場

プロフィール

Xiao Guo(シャオ グオ)
Xiao Guo

ThoughtWorks中国支社のジェネラルマネージャー。

米国シカゴの大学卒業後,1999年にコンサルタントとしてThoughtWorksに入社。10年間,マルチレイヤ,多重層のエンタープライズ・ソリューションの実装に従事。グローバル展開の拡張性,信頼性の高い大規模アプリケーション構築において,多くのクライアントを支援。2004年にThoughtWorksの中国支社を創設するにあたり技術担当ディレクター及びジェネラルマネージャーを担当し,同社の発展に貢献。

長沢 智治
長沢 智治

マイクロソフト株式会社のエバンジェリスト。大規模パッケージシステムの開発ライフサイクル全般に携わった後,日本ラショナルソフトウェア(現日本IBM)などで数多くのソフトウェア開発プロジェクトの支援を経験。2007年よりエバンジェリストとして活動。現在は,『アジャイル』をキーワードに,日本のエンジニアを元気にするためにマイクロソフトとして,エバンジェリストとして,個人として何ができるかを思案する日々。

玉川 憲
玉川 憲

日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 ラショナル事業部 テクニカル・セールス部長 ソフトウェア・エバンジェリスト。

IBM東京基礎研究所に入所後,超小型腕時計型Linuxコンピュータ WatchPadの研究開発に従事。2003 年よりIBM Rational 事業部にて, RUP・要求管理・オブジェクト指向分析設計のコンサルティングなどを行う。 2006 年より米国に滞在し,Architecture Evolution Tool の開発に従事。 現在は,Jazz Groupのリーダーとして,日本市場でのJazz の立ち上げに従事。 2歳の息子との建設機械見物が趣味。

山中 敦

株式会社 日立製作所 アプリケーション開発事業部 共通技術統括センタ 技師。

大規模プロジェクトのアプリケーション開発に従事。2008年よりプロジェクトにアジャイル開発を採用し,アジャイル開発のメリットを生かしたプロジェクトへの適用検討・評価に取り組んでいる。

長瀬 嘉秀(ながせ よしひで)
長瀬 嘉秀

1986年,東京理科大学理学部応用数学科卒業。朝日新聞社を経て,1989年,株式会社テクノロジックアートを設立。OSF(OPEN Software Foundation)のテクニカルコンサルタントとしてDCE(Distributed Computing Environment)関連のオープンシステムの推進を行う。OSF日本ベンダ協議会DCE技術検討委員会の主査を務める。現在,株式会社テクノロジックアート代表取締役。

UML Profile for EDOCの共同提案者,ISO/IECJTC1 SC32/WG2委員,UMLモデリング推進協議会(UMTP)理事,電子商取引推進協議会(ECOM)XML/EDI標準化調査委員。明星大学情報学部講師。中国浙江大学客員教授。

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イベント概要

名称Agile Conference tokyo 2009
日程12月8日(火)
時間12:00~18:00
場所コクヨホール
(アクセス:JR品川駅より徒歩4分)
定員300名
URLhttp://gihyo.jp/event/2009/agile
主催ThoughtWorks
株式会社テクノロジックアート
運営株式会社技術評論社
協賛マイクロソフト株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
お問い合わせAgile Conference tokyo 2009事務局
〒162-0846
東京都新宿区市谷左内町21-13
Tel 03-3513-6165
Fax 03-3513-6161
mail メールアドレス

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