概要

企業におけるインターネットの活用が当たり前になると同時に,セキュリティ対策が重要な問題として認識されるようになりました。また,Webサイトの書き換えやウィルスの爆発的な感染,さらには個人情報の搾取など,さまざまな攻撃手法が登場したことから,企業内におけるセキュリティ対策も複雑化しているのが現状です。こうした脅威への対策に加え,昨今は社内不正への対策という観点にも注目が集まっています。
このようにセキュリティ対策の重要性が増しているにもかかわらず,多くのユーザ企業は新たな脅威に対応するソリューションの場当たり的な導入によるコスト負担の増大に直面しています。さらに,セキュリティに配慮するあまり,ノートPCの持ち出しが制限されるなど,ITシステムの運用ルールの厳格化による生産性の低下といった問題も発生しています。

本セミナーでは,こうした現状のセキュリティ対策の問題点を解きほぐすヒントとなることと同時に,場当たり的な対策から適切なリスク評価とそれに見合った投資を実現するための情報提供を行なっていくことを目的としています。企業のセキュリティ担当者,情報システム部門担当者必見の本セミナーに,ぜひご来場ください。

Eee PC

今回ご来場いただいた方を対象にした抽選会を実施します。軽量コンパクトでどこにでも気軽に持ち歩いて使えるモバイルインターネットデバイス「ASUS/Eee PC」が抽選で当たります!(当日お持ち帰りいただけます)

セキュリティExpert 2009

さらに,ご来場いただいたすべての皆様に,もれなく新創刊の専門誌「セキュリティExpert 2009」をプレゼントします!!

「セキュリティ対策最適化セミナー」に申し込む
お申し込みは終了しました。

申し込み期間:8月20日(木)~9月30日(金)
お申し込み多数の場合,抽選となります。

プログラム

12:30

開場

13:00~14:00

[基調講演](60分)情報セキュリティの負の連鎖へ立ち向かう

厳しい経済状況の中,情報セキュリティ対策にもコスト削減の要求が高まっている中で,コストがかけられないから重大な情報漏えい事故が起きてしまう,という負の連鎖が始まっている。数々の情報漏えい発生後の企業の支援を行ってきた経験から,コスト削減の要求に応えつつもセキュリティ対策のレベルを向上させる方策について講演する。これまで当たり前とされてきたセキュリティマネジメントの削減と自動化,クラウドの活用とセキュリティに関する課題の提起,ログ統合管理によるセキュリティ管理の自動化などについて解説する。

講演者:三輪 信雄 氏(S&Jコンサルティング株式会社)

14:00~14:40

[セッション1:ギデオンセッション](40分) メールセキュリティの現在と近未来像 ~製品開発,サポートの現場からの視点から~

株式会社ギデオンは,国内でメールセキュリティ製品の開発からサポートまで一貫した体制を敷いています。製品コンセプトはシンプルで,簡単に導入できメンテナンスフリーであること。国産メーカならではの,継続サポートが重要なサービスと考えています。

本セッションでは,幅広いユーザ様を通して経験したことを基に,メールセキュリティの現在と近未来像のトレンドを,開発およびサポート現場の独自の視点で解説します。近未来トレンドに対応する同社の製品開発ロードマップを紹介します。さらには,最近のトレンドである「クラウドコンピューティング」への取り組みについても言及します。

講演者:西尾 高幸(株式会社ギデオン 代表取締役社長)

14:40~14:50

休憩

14:50~15:20

[スペシャルセッション](30分)企業のセキュリティの根幹となる人財 ~育成・活用とキャリアパスへの考察~

昨今,企業の情報セキュリティへの対応の中で,確固たるセキュリティ環境を作る為には,技術やマネジメントシステムの導入なども当然必要ですが,最後はそれに携わる「人」が最重要な要素である事は明解です。情報セキュリティ専門家の育成や認証などに関しては少しづつ認識され始めている中で,それを支える実務担当や,ユーザー企業側でセキュリティ専業ではないが,情報セキュリティを組織の観点から理解をし,担当業務(製品開発,組織のセキュリティ対策,ネットワーク管理など)において必要となる情報セキュリティを理解している人財の育成や活用,ひいては彼らのキャリアパスについては,まだ明解な解が示されていないのが現状です。本セッションでは,これらについて考察をし,その解のひとつとしての「SSCP」についてご紹介したいと思います。

講演者:安田 良明 氏(株式会社ラック)

15:20~16:00

[セッション2:HDEセッション](40分) ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)にみる情報資産マネジメントと,情報漏洩の脅威に対するセキュリティ対策の取り組み

株式会社HDEは,PC・携帯電話向けの高度なメール配送システムや,メール・セキュリティ分野の製品を包括的に開発・販売する,国内随一のメッセージング・ソリューション・カンパニーです。これら製品群を軸に,メールシステムのコンサルティング,システムインテグレーションをワンストップで提供します。

本セッションでは,自社でISMS認証を取得・運用している経験をもとに,情報セキュリティ対策の手順を具体的に導き出す方法を解説します。また情報セキュリティマネジメントにおいて様々な脅威がある中,最も重要で一番最初に手をつける必要がある情報漏洩事故に対し,HDEが持つ様々なソリューションによる具体的な防止策を紹介いたします。

講演者:安孫子 聡(株式会社HDE プロダクト本部 マーケティング部 プロダクトマネージャ)

16:00~16:10

休憩

16:10~17:30

[パネルディスカッション](80分)キーパーソンが語る! 企業セキュリティ対策のこれから(仮)

モデレータ:三輪 信雄 氏(S&Jコンサルティング株式会社)

パネラー:新井 亨 氏(味の素システムテクノ株式会社 専任課長),新井 悠 氏(株式会社ラック サイバーリスク総合研究所 所長),満塩 尚史 氏(株式会社イマーディオ代表取締役/環境省CIO補佐官),歌代 和正 氏(一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンター 代表理事)

18:00

終了

※講演内容等の最新情報は決まり次第,随時アップデートしていきます。

プロフィール

三輪 信雄
三輪 信雄

S&Jコンサルティング株式会社 代表取締役。1995年より日本で情報セキュリティビジネスの先駆けとして事業を開始し,技術者コミュニティを組織し業界をリード。また,日本のMicrosoft製品に初めてセキュリティパッチを発行させた脆弱性発見者としても知られている。

現在,総務省情報化統括責任者(CIO)補佐官,独立行政法人 情報処理推進機構 情報セキュリティ関連事業審議委員会委員,綜合警備保障株式会社参与,非公開政府系委員,上場企業情報セキュリティ委員会委員。

西尾 高幸

株式会社ギデオン代表取締役社長。1981年東京工業大学修士卒。(現)新日鉱ホールディングス入社。米国スタンフォード大学EES修士卒(86~88年)で先進的学情網,企業を見聞。起業して,投資効果の高いダウンサイジングを目指し,PCで動作する高速DBを開発。インターネットの普及とともに,業界先駆けてLinuxサーバ製品,セキュリティ対策製品,デスクトップ検索ができるアーカイブ製品などを開発,販売。分散環境を視野に入れた,プライベートクラウドを実現する製品開発を計画中。

安田 良明
安田 良明

株式会社ラック サイバーリスク総合研究所 先端技術開発部。システムズエンジニアとして,ナショナルセキュリティ分野の情報システム構築,セキュリティオペレーションセンター構築に従事。2009年 株式会社ラックに入社。現在は研究所の研究成果の製品化,特定用途システムへの転用提案や情報セキュリティ教育,人材育成などを担当。

CISSP, CGEIT, CISM, CISA, NSA IAM, CompTIA Security+, (ISC)2 認定講師。

新井 亨
新井 亨

味の素システムテクノ株式会社 システム管理センター 専任課長。SIerを経て,現職にて11年勤務。主に海外の関係会社インフラ構築支援を担当。

2001年より情報セキュリティを担当し,グループ情報セキュリティポリシー策定,利用者ハンドブック作成への参画等を行う。また,本社情報部門に1年間席を置き,グループ情報化の企画にも参画している。現在,海外関係会社を接続するグループネットワークの構築とそのセキュリティ対策を実施している。

新井 悠
新井 悠

株式会社ラック サイバーリスク総合研究所 所長。

2005年 内閣官房NIRT(緊急対応支援チーム)研修講師,2006年 経済産業省「ウェブアプリケーションセキュリティガイドライン策定WG」委員,2007年 総務省「次世代の情報セキュリティ政策に関する研究会」構成員。著書・監修書として「ネットワーク攻撃詳解 攻撃のメカニズムから理解するセキュリティ対策」(ソフト・リサーチ・センター),「クラッキング防衛大全 Windows 2000編」(翔泳社),「インシデントレスポンス」(翔泳社)がある。

満塩 尚史

株式会社イマーディオ代表取締役。筑波大学大学院博士課程物理学研究課修了,理学博士。公認情報システム監査人(CISA)。電子署名法認定等WGメンバー,情報システムコントロール協会(ISACA)東京支部理事,各府省CIO補佐官等連絡会議第4WGリーダー,JIPDEC 電子署名法検討準備委員会メンバーを務める。情報セキュリティ政策会議政府機関評価指標専門委員,人材育成・資格制度体系化専門委員,基本計画検討委員,情報セキュリティ報告書検討委員。

安孫子 聡
安孫子 聡

株式会社HDE プロダクト本部 マーケティング部 プロダクトマネージャ。2004年にHDE入社。メールセキュリティ関連のパッケージをお客さまに導入する業務の傍ら,自社のISMS認証取得チームのリーダーとして陣頭指揮をとる。2007年の取得後の運用フェーズにおいても,継続して社内情報資産に対するリスクマネジメントを行っている。 現在はこの経験を活かし,メールとWebのセキュリティ対策製品のプロダクトマネージャという立場からお客さまの情報セキュリティ対策を推進している。

歌代 和正
歌代 和正

一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 代表理事。

一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター (JPCERT/CC)代表理事,株式会社インターネットイニシアティブ 特別研究員,日本ネットワークインフォメーションセンター理事 ,IPv6 普及・高度化推進協議会 理事, 株式会社セキュアスカイ・テクノロジー 非常勤取締役 を勤める傍ら,コンサルティング・翻訳・著述などを行ない,JPCERT/CCが翻訳した「CERT Cセキュアコーディングスタンダード」に翻訳協力している。

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  • 気になった記事(20090910)

    と言うわけで、今日の気になった記事。
    Security関連
    * セキュリティ対策最適化セミナー
    * 無料のセミナーですが、講師が豪華ですねぇ。聞きに行ってみようかな?
    * 顧客情報流出による損失70億円超と試算、三菱UFJ証券
    * 148万人で70億円かぁ。現金で7億円支出...

    Tracked : #1  ほほほのほ (2009/09/10, 14:26)

セミナー概要

名称セキュリティ対策最適化セミナー
日程10月2日(金)
時間13:00~18:00(変更の可能性有り)
場所コクヨホール
(アクセス:品川駅徒歩5分)
定員250人
参加費無料
URLhttp://gihyo.jp/event/2009/security
主催株式会社技術評論社,
株式会社ギデオン ほか
お問い合わせセキュリティ対策最適化セミナー事務局
〒162-0846
東京都新宿区市谷左内町21-13
Tel 03-3513-6165
Fax 03-3513-6161
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