改訂版 電子工作のためのPIC18F本格活用ガイド
2008年4月9日紙版発売
後閑哲也 著
B5変形判/568ページ/CD1枚
定価3,740円(本体3,400円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3449-9
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書籍の概要
この本の概要
PICは,プロユースにも趣味の電子工作にも,高く評価されているワンチップマイコンです。本書では,PIC18Fxxxxシリーズのアーキテクチャから,機能,開発環境,プログラミング,製作例までを詳しく解説。改訂版では,Cコンパイラとしてマイクロチップ社純正のものを使用するなど,内容を見直し更新しています。さらに,プログラムなどを収めたCD-ROM付き。PICを始めたい方にも極めたい方にも必携の1冊です。
こんな方におすすめ
- PICを初めて使う方
- PIC16Fが扱いづらいと思った方
- PIC18Fの豊富な機能を活用したい方
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- 電子工作ファンの皆様こんにちは。PIC使ってますか? PICといえばワンチップマイコン界の王者,2008年2月には出荷数が60億個にも達したというマイコンですよね。
目次
第1章 PICの概要
第2章 PICの内部構成
- 2-1 全体構成
- 2-1-1 ハーバードアーキテクチャ
- 2-1-2 PICのアーキテクチャと動作
- 2-1-3 パイプライン構成とクロック
- 2-2 命令構成
- 2-3 メモリ構成
- 2-3-1 プログラムメモリの構成
- 2-3-2 データメモリの構成
- 2-3-3 SFR(Special Function Register)
- 2-3-4 スタックメモリ
- 2-3-5 高速レジスタスタック
- 2-4 割り込み
- 2-4-1 割り込み処理の流れ
- 2-4-2 PIC18Fファミリの割り込み
- 2-4-3 レジスタの退避,復旧
- 2-4-4 割り込み制御レジスタ
- 2-4-5 割り込みを使うときの設定手順
第3章 PICの使い方
- 3-1 電源
- 3-1-1 PICの電源仕様
- 3-1-2 3端子レギュレーターの使い方
- 3-1-3 ブラウンアウトリセット(電源電圧降下検出リセット)
- 3-1-4 パスコン
- 3-2 リセット
- 3-2-1 リセットの種別
- 3-2-2 電源とリセット
- 3-3 クロック回路
- 3-3-1 発振モード
- 3-3-2 クロックのモード設定
- 3-3-3 水晶/セラミック発振モード(LP,XT,HSモード)
- 3-3-4 PLL発振モード(HSPLLモード)
- 3-3-5 外部発振ユニットを使う場合(EC,ECIOモード)
- 3-3-6 RC発振モードの回路
- 3-3-7 内部発振ブロックと2速度スタートアップ
- 3-4 正常動作の監視
- 3-4-1 低電圧検出モジュール(LVD)
- 3-4-2 ウォッチドッグタイマ(WDT)
- 3-4-3 クロックモニタとバックアップ(FSCM)
- 3-5 入出力ピン
- 3-5-1 標準入出力内部構成
- 3-5-2 入出力動作
- 3-5-3 入出力特性(DC特性)
- 3-5-4 各ポートの詳細構成
- 3-6 コンフィギュレーションビット
- 3-6-1 コンフィギュレーション領域の構成
- 3-6-2 IDコードの使い方
- 3-6-3 コンフィギュレーションビット
- 3-6-4 アセンブラ言語での指定方法
- 3-6-5 デバイスID領域の使い方
第4章 PICの命令体系
- 4-1 アセンブラ言語
- 4-2 アセンブラ命令の解説
第5章 MPLAB IDEの使い方
- 5-1 ソフトウェア開発手順とMPLAB IDE概要
- 5-1-1 開発環境として必要なもの
- 5-1-2 MPLAB IDEの概要
- 5-2 入手方法とインストールの仕方
- 5-2-1 MPLAB IDEの入手
- 5-2-2 インストール
- 5-2-3 MPLAB IDEの起動
- 5-3 プロジェクトの新規作成
- 5-3-1 プロジェクトウィザードの使い方
- 5-3-2 プロジェクトウィザードを使わない場合
- 5-4 ソースファイルの作成とビルド
- 5-4-1 ソースファイルの新規作成とエディタの初期設定
- 5-4-2 ソースファイルの保存と登録
- 5-4-3 ビルド(アセンブル)
- 5-5 シミュレーションデバッグ
- 5-5-1 デバッグ用ツール
- 5-5-2 デバッグの実際の手順
- 5-5-3 内蔵モジュールのシミュレーション
- 5-6 PICへの書き込み
- 5-6-1 PICkit2プログラマの場合
- 5-6-2 MPLAB ICD2による書き込み
- 5-7 ICSP
- 5-7-1 ICSPの接続
- 5-7-2 PIC側の回路構成
- 5-7-3 PICkit2 Programmerの場合
- 5-7-4 MPLAB ICD2の場合
第6章 アセンブラMPASMの使い方
- 6-1 MPASMの概要と書式
- 6-1-1 MPASMの概要
- 6-1-2 プログラム全体の基本書式
- 6-1-3 各行の書式
- 6-1-4 オペランドの記述詳細
- 6-1-5 標準ヘッダ定義ファイル
- 6-1-6 数値や文字列の書式
- 6-2 擬似命令の使い方
- 6-2-1 擬似命令の種類
- 6-2-2 基本的な擬似命令の使い方
- 6-3 マクロ命令
- 6-3-1 マクロ作成用擬似命令
- 6-3-2 マクロ命令の使い方
- 6-4 リロケータブルな開発の仕方
- 6-4-1 リロケータブルにするメリット
- 6-4-2 リロケータブル化擬似命令
- 6-4-3 リロケータブルプログラムの書き方
- 6-4-4 MPLINKの使い方
- 6-4-5 MPLIBの使い方
第7章 C言語の使い方
- 7-1 MPLAB C18 Cコンパイラの概要
- 7-1-1 特徴と入手方法
- 7-1-2 インストール
- 7-1-3 MPLAB IDEとの連携
- 7-1-4 デバッグ方法
- 7-2 C言語プログラムの作り方
- 7-2-1 C言語プログラムの基本構成
- 7-2-2 メモリモデルとセクション
- 7-2-3 データ型の種類と書式
- 7-2-4 関数と構文
- 7-2-5 C言語によるコンフィギュレーションの記述
- 7-2-6 C言語によるレジスタ操作
- 7-2-7 C言語による割り込みの記述
- 7-2-8 標準関数
- 7-2-9 特殊関数
第8章 内蔵モジュールの使い方
- 8-1 入出力ピンの使い方
- 8-1-1 入出力モードの設定と入出力
- 8-1-2 C言語による入出力
- 8-1-3 ポートBの使い方
- 8-1-4 キー入力処理方法
- 8-1-5 パルス入力と出力
- 8-1-6 ダイナミック点灯制御
- 8-1-7 液晶表示機の使い方
- 8-2 タイマ0の使い方
- 8-2-1 タイマ0の構成
- 8-2-2 T0CONレジスタ
- 8-2-3 オーバーフロー割り込み
- 8-2-4 インターバルタイマとして使う
- 8-2-5 イベントカウンタとして使う
- 8-2-6 C言語による使い方
- 8-3 タイマ1の使い方
- 8-3-1 タイマ1の構成
- 8-3-2 タイマ1制御用レジスタT1CON
- 8-3-3 タイマ1の3種類の入力ロック
- 8-3-4 タイマ1の割り込み
- 8-3-5 タイマ1の使用例
- 8-3-6 C言語による使い方
- 8-4 タイマ2の使い方
- 8-4-1 タイマ2の構成
- 8-4-2 T2CONレジスタ
- 8-4-3 タイマ2の割り込み
- 8-4-4 C言語による使い方
- 8-5 タイマ3の使い方
- 8-5-1 タイマ3の構成
- 8-5-2 タイマ3制御用レジスタT3CON
- 8-5-3 タイマ3の3種類の入力ロック
- 8-5-4 タイマ3の割り込み
- 8-5-5 C言語による使い方
- 8-6 省電力制御
- 8-6-1 省電力モードの種類
- 8-6-2 省電力モードの切り替え方法
- 8-6-3 各モードの詳細
- 8-6-4 使用例
- 8-7 A/D変換入力の使い方
- 8-7-1 A/D変換回路の構成
- 8-7-2 A/D変換に必要な時間
- 8-7-3 計測できる実際の電圧値と精度
- 8-7-4 A/D変換用制御レジスタ
- 8-7-5 A/D変換の割り込み
- 8-7-6 A/D変換のプログラミング
- 8-7-7 C言語による使い方
- 8-8 多重割り込みの使い方
- 8-9 USARTの使い方
- 8-9-1 USART制御レジスタ
- 8-9-2 非同期式(調歩同期式)での動作
- 8-9-3 同期式での動作
- 8-9-4 アドレスビットの使い方
- 8-9-5 アセンブラでの使用例
- 8-9-6 C言語での使い方
- 8-10 CCPの使い方
- 8-10-1 制御用レジスタ CCPxCON
- 8-10-2 CCPの割り込み
- 8-10-3 キャプチャモード
- 8-10-4 コンペアモード
- 8-10-5 PWMモード
- 8-10-6 モータのPWM制御の実際
- 8-10-7 C言語によるCCPの使い方
- 8-11 MSSPの使い方(SPIモード)
- 8-11-1 SPI通信のしくみと内部構成
- 8-11-2 MSSP制御用レジスタの内容(SPIモード)
- 8-11-3 MSSPの割り込み
- 8-11-4 通信タイミング
- 8-11-5 SPI通信のプログラム
- 8-11-6 C言語でのSPI通信の使い方
- 8-12 I2C(Inter-Integrated Circuit)通信の使い方
- 8-12-1 I2C通信のしくみ
- 8-12-2 I2CスレーブモードのときのMSSPの構成
- 8-12-3 MSSP制御用レジスタの内容(I2Cモード)
- 8-12-4 割り込み
- 8-12-5 アドレス検出手順
- 8-12-6 スレーブモードでのMSSPの使い方
- 8-12-7 マスタモードでのMSSPの使い方
- 8-12-8 マスタモードのプログラム
- 8-12-9 I2C通信によるPIC間通信の例
- 8-12-10 C言語によるI2Cのプログミング
- 8-13 EEPROMデータメモリの使い方
- 8-13-1 EEPROMデータメモリのアーキテクチャ
- 8-13-2 制御レジスタの内容
- 8-13-3 EEPROMデータメモリの読み書きの手順
- 8-13-4 EEPROMの割り込み
- 8-13-5 EEPROMの使用例
- 8-13-6 C言語によるEEPROMのアクセス方法
- 8-14 テーブルアクセスの使い方
- 8-14-1 関連制御レジスタと動作
- 8-14-2 プログラム例
第9章 PICを活用した製作例
- 9-1 低消費電力時計
- 9-1-1 低消費電力化
- 9-1-2 時計の回路構成
- 9-1-3 組み立て
- 9-1-4 プログラム
- 9-2 AC電力コントローラ
- 9-2-1 AC電力の制御方法
- 9-2-2 ゼロクロス点の検出
- 9-2-3 回路
- 9-2-4 部品と組み立て
- 9-2-5 プログラム
- 9-3 無線操縦ラジコン車
- 9-3-1 ラジコン車の構成
- 9-3-2 車体の組み立て
- 9-3-3 無線送受信モジュール
- 9-3-4 受信ユニットの製作
- 9-3-5 受信ユニットのプログラム
- 9-4 ラジコン送信機(ジョイスティック)
- 9-4-1 ラジコン送信機の構成
- 9-4-2 ジョイスティック
- 9-4-3 無線通信フォーマット
- 9-4-4 ラジコン送信機の製作
- 9-4-5 送信ユニットのプログラム
- 9-5 ラジコン送信機(加速度センサ)
- 9-5-1 ラジコン送信機の構成
- 9-5-2 加速度センサ
- 9-5-3 ラジコン送信機の製作
- 9-5-4 送信ユニットのプログラム
付録 汎用ユニット基板の作り方
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