【改訂版】C言語によるPICプログラミング入門
2009年3月3日紙版発売
後閑哲也 著
B5変形判/456ページ/CD1枚
定価3,278円(本体2,980円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3778-0
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書籍の概要
この本の概要
PICマイクロコントローラとは,米マイクロチップテクノロジー社が発売する小型・廉価のワンチップマイコンで,さまざまな電気製品の制御・計測に使われています。本書は,このPICマイクロコントローラをC言語によって制御する手法について詳細に解説したものです。
CCS社のC言語を使用して,さまざまなプログラミング手法を丁寧に解説しています。改訂版はPIC16F/18Fいずれにも対応した内容で,付録のCDROMには本書に掲載したプログラムすべてを収録しています。PICを手軽に,そして,高度に使ってみたい方にお勧めの1冊です。
こんな方におすすめ
- 制御設計技術者,PICプログラマ,ロボット技術者等を目指すエンジニア,学生
- C言語を用いた制御系プログラミングに挑戦したい方
目次
第1章 C言語とは
1-1 プログラムとは
- 1-1-1 コンピュータの構成
- 1-1-2 プログラムと命令
- 1-1-3 2進数と16進数
1-2 C言語とは
- 1-2-1 アセンブリ言語から
- 1-2-2 C言語の歴史
- 1-2-3 C言語の特徴
第2章 PICの概要
2-1 PICとは
- 2-1-1 PICの概要
- 2-1-2 PICのアーキテクチャ概要
- 2-1-3 PICのメモリ構成
- 2-1-4 命令の構成
- 2-1-5 特殊レジスタ
2-2 プログラム開発環境
- 2-2-1 基本環境
- 2-2-2 MPLAB IDE
- 2-2-3 PICプログラマ
第3章 PIC用Cコンパイラ
3-1 PIC用Cコンパイラ
3-2 CCS社Cコンパイラ
- 3-2-1 CCS社Cコンパイラの構成
- 3-2-2 CCS社Cコンパイラの概要
- 3-2-3 制約事項
3-3 PCM/PCH のインストール
- 3-3-1 PCM/PCHのインストール
- 3-3-2 MPLABとの統合
3-4 PCM/PCHの使い方
- 3-4-1 C言語でのプログラム作成の流れ
- 3-4-2 プロジェクト作成
- 3-4-3 ソースファイルの作成
- 3-4-4 コンパイル
3-5 デバッグ方法
- 3-5-1 MPLAB IDEのシミュレータによるデバッグ
- 3-5-2 MPLAB ICD2による実機デバッグ
- 3-5-3 標準入出力関数によるデバッグ
3-6 PICへの書き込み
- 3-6-1 PICkit2プログラマによる書き込み
- 3-6-2 MPLAB ICD2による書き込み
第4章 演習用ハードウェア
4-1 演習用PIC汎用ユニット
- 4-1-1 概要
- 4-1-2 機能仕様と回路
- 4-1-3 インタフェース仕様
- 4-1-4 外部機器の接続
- 4-1-5 使用パーツ
- 4-1-6 組み立て方
第5章 C言語のプログラムとは
5-1 C言語プログラムの基本構成
- 5-1-1 プログラムの基本構成
- 5-1-2 関数と式とデータ
5-2 プログラム書式と記述スタイル
- 5-2-1 書式の約束
- 5-2-2 プログラミングスタイル
- COLUMN MPLAB IDEのエディタ関連の設定
5-3 main関数
- COLUMN アセンブリ言語とC言語
第6章 まず動かしてみよう
6-1 デバイス指定とコンフィギュレーション
- 6-1-1 デバイス指定と#include
- 6-1-2 コンフィギュレーションと#fuses
- COLUMN コンフィギュレーションビット
6-2 入出力ピンの制御
- 6-2-1 PICの入出力ピン
- 6-2-2 C言語でのプログラミング
- COLUMN PICの入出力ピンの回路構成
6-3 標準入出力関数の使い方
- 6-3-1 RS232Cを使えるようにする
- 6-3-2 printf文
- COLUMN パソコン側はハイパーターミナル
第7章 プリプロセッサ
7-1 プリプロセッサの分類と一覧
7-2 記号定義とファイルインクルード
- 7-2-1 記号定義プリプロセッサ
- 7-2-2 ファイルのインクルード
7-3 条件付きコンパイル
- 7-3-1 #if文の使い方
- 7-3-2 #ifdef文の使い方
- 7-3-3 #error文の使い方
7-4 デバイス特有の制御用プリプロセッサ
- 7-4-1 ページとプログラムの配置
- 7-4-2 #inline と#separate
- 7-4-3 バンクと変数の配置
- COLUMN EEPROMデータメモリに初期値を定義する方法
第8章 プログラム構造とフロー制御関数
8-1 3種類の基本構造
- COLUMN 中括弧の使い方
8-2 if文の使い方
- 8-2-1 if文の書式
- 8-2-2 if 文のネスト
- 8-2-3 条件式の記述方法
- 8-2-4 複合条件式の記述方法
8-3 while文とdo while文
- 8-3-1 while文
- 8-3-2 do while文
8-4 for文の使い方
8-5 switch文の使い方
8-6 break文とcontinue文
- 8-6-1 break文
- 8-6-2 continue文
- COLUMN 構造化プログラミングとは
第9章 データ型と演算子
9-1 データ型の種類と書式
- 9-1-1 数値定数の書式
- 9-1-2 変数とデータ型
- 9-1-3 変数の宣言書式
- 9-1-4 文字コードとchar型
- 9-1-5 文字型データの書式と文字列
9-2 演算子の使い方
- 9-2-1 算術演算子と自動型変換
- 9-2-2 関係演算子と論理演算子
- 9-2-3 インクリメント演算子とデクリメント演算子
- 9-2-4 ビット演算子とシフト演算子
- 9-2-5 その他の演算子
- 9-2-6 演算子の優先順位
第10章 モジュール化と関数
10-1 プログラムのモジュール化
- 10-1-1 構造化プログラミング手法
- 10-1-2 よいプログラムとは
10-2 関数の作り方
- 10-2-1 関数の基本書式
- 10-2-2 引数と戻り値
- 10-2-3 関数のプロトタイプ宣言
10-3 変数の記憶クラスと有効範囲
- 10-3-1 変数の性質と有効範囲(スコープ)
- 10-3-2 ローカル変数とグローバル変数
- 10-3-3 実際の例
第11章 標準関数と標準入出力関数
11-1 標準関数
- 11-1-1 標準関数
- 11-1-2 CCS社独自関数
- COLUMN メモリ処理関数は高速
11-2 標準入出力関数
- 11-2-1 標準入出力関数の一覧
- 11-2-2 putc関数とgetc関数
- 11-2-3 printf関数の拡張
- 11-2-4 puts関数とgets関数
第12章 配列とポインタ
12-1 配列とは
- 12-1-1 配列の書式
- 12-1-2 配列の使い方
12-2 文字列の扱い
12-3 ポインタ
- 12-3-1 ポインタ変数
- 12-3-2 配列とポインタ
- 12-3-3 関数の引数とポインタ
- 12-3-4 関数の引数と配列
- COLUMN ポインタのメカニズム
第13章 構造体と共用体
13-1 構造体
- 13-1-1 構造体の定義と宣言
- 13-1-2 構造体メンバーの参照
- 13-1-3 ビットフィールド
- 13-1-4 構造体の配列
- 13-1-5 構造体へのポインタ
13-2 共用体
- 13-2-1 共用体の定義書式
13-3 列挙型
第14章 PIC16F/PIC18F共通組み込み関数
14-1 ディレイ関数
- 14-1-1 ディレイ関数の概要
- 14-1-2 ディレイ関数の使い方
14-2 入出力ピンの制御
- 14-2-1 入出力モード設定
- 14-2-2 入出力ピン制御用組み込み関数
14-3 ダイナミック点灯制御
- 14-3-1 セグメント発光ダイオードの概要
- 14-3-2 点灯制御方法
- 14-3-3 具体例
14-4 液晶表示器の制御
- 14-4-1 液晶表示器の概要
- 14-4-2 インタフェース仕様
- 14-4-3 初期化手順
- 14-4-4 液晶表示器制御ライブラリ
- 14-4-5 ライブラリ使用例
14-5 内蔵EEPROMの使い方
- 14-5-1 内蔵EEPROMの概要
- 14-5-2 内蔵EEPROM用組み込み関数
- 14-5-3 内蔵EEPROMの使用例
14-6 USARTモジュールの使い方
- 14-6-1 非同期式(調歩同期式)での動作
- 14-6-2 USART制御レジスタ
- 14-6-3 アドレスビットの使い方
- 14-6-4 USART用組み込み関数
- 14-6-5 USARTの使用例(受信割り込み例)
14-7 MSSPモジュールの使い方(SPI 通信)
- 14-7-1 SPI通信の概要
- 14-7-2 SPI組み込み関数
- 14-7-3 SPI通信の例
14-8 MSSPの使い方(I2C通信)
- 14-8-1 I2C通信の概要
- 14-8-2 I2C通信用組み込み関数
- 14-8-3 I2C通信の例(1)(外付けEEPROM)
- 14-8-4 I2C通信の例(2)(PIC 間通信)
14-9 CCPモジュールの使い方
- 14-9-1 制御用レジスタ
- 14-9-2 キャプチャモード
- 14-9-3 コンペアモード
- 14-9-4 単純PWMモード
- 14-9-5 ECCPのPWM モード
- 14-9-6 CCPモジュール用組み込み関数
- 14-9-7 キャプチャモードの使用例
- 14-9-8 コンペアモードの使用例
- 14-9-9 単純PWMモードの使用例
- 14-9-10 ECCPモードのPWMの使用例
第15章 PIC16Fファミリ専用組み込み関数
15-1 割り込みコントローラ
- 15-1-1 割り込みの概要
- 15-1-2 割り込み要因
- 15-1-3 割り込み用プリプロセッサ
- 15-1-4 割り込み処理のプログラミング
- 15-1-5 使用例(1)
- 15-1-6 レジスタの退避と復旧
- 15-1-7 使用例(2)
- 15-1-8 使用例(3)
15-2 タイマ0モジュールの使い方
- 15-2-1 タイマ0の概要
- 15-2-2 タイマ0用組み込み関数
- 15-2-3 インターバルタイマとしての使用例
15-3 タイマ1モジュールの使い方
- 15-3-1 タイマ1の概要
- 15-3-2 タイマ1用組み込み関数
- 15-3-3 割り込みによるインターバルタイマ例
15-4 タイマ2モジュールの使い方
- 15-4-1 タイマ2の概要
- 15-4-2 タイマ2用組み込み関数
15-5 A/D変換モジュールの使い方
- 15-5-1 A/D変換モジュールの概要
- 15-5-2 A/D変換用組み込み関数
- 15-5-3 実際の使用例(1)
- 15-5-4 実際の使用例(2)
15-6 コンパレータと電圧リファレンス
- 15-6-1 アナログコンパレータの構成
- 15-6-2 コンパレータの使い方
- 15-6-3 電圧リファレンスの構成
- 15-6-4 コンパレータ用組み込み関数
- 15-6-5 コンパレータの使用例
15-7 省電力化と高信頼化
- 15-7-1 内部発振ブロック
- 15-7-2 2速度スタートアップとフェールセーフクロックモニタ機能
- 15-7-3 スリープモードとウェイクアップ
- 15-7-4 ウォッチドッグタイマ
- 15-7-5 省電力,高信頼化用組み込み関数
- 15-7-6 省電力化の使用例
第16章 PIC18Fファミリ専用組み込み関数
16-1 PIC18Fファミリの割り込み
- 16-1-1 PIC18Fファミリの割り込み概要
- 16-1-2 多重割り込み処理
- 16-1-3 割り込み用組み込み関数
- 16-1-4 割り込みの使用例
- 16-1-5 多重割り込みの使用例
16-2 タイマ
- 16-2-1 タイマ0
- 16-2-2 タイマ1
- 16-2-3 タイマ3
- 16-2-4 タイマの使用例
16-3 A/Dコンバータモジュールの使い方
- 16-3-1 概要
- 16-3-2 A/Dコンバータ用組み込み関数
- 16-3-3 実際の使用例
16-4 アナログコンパレータと電圧リファレンス
- 16-4-1 アナログコンパレータの構成
- 16-4-2 電圧リファレンスの構成
- 16-4-3 コンパレータ用組み込み関数
- 16-4-4 コンパレータの使用例
16-5 省電力化と高信頼化
- 16-5-1 内部発振ブロック
- 16-5-2 省電力モード
- 16-5-3 2速度スタートアップとフェールセーフクロックモニタ機能
- 16-5-4 ウォッチドッグタイマ
- 16-5-5 低電圧検出モジュール(LVD)
- 16-5-6 省電力,高信頼化用組み込み関数
- 16-5-7 省電力化の使用例
16-6 プログラムメモリのアクセス
- 16-6-1 テーブルアクセスの概要
- 16-6-2 テーブルリード動作
- 16-6-3 テーブルライト動作
- 16-6-4 組み込み関数
- 16-6-5 プログラムメモリアクセスの使用例
付録 MPLAB IDEのインストールの仕方
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