技評SE選書シリーズSEのための内部統制超入門
2009年10月21日紙版発売
2012年9月24日電子版発売
森昭彦 著
四六判/176ページ
定価1,518円(本体1,380円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4029-2
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書籍の概要
この本の概要
内部統制への取り組みは,2008年4月に内部統制報告制度と確認書制度が上場企業に義務づけられて以降,本格化してきています。業務のIT化が進んでいる昨今内部統制へのSEの参加は不可欠です。本書では難解な響きのある内部統制の全体像を豊富な図表を使って解説すると共に,SEが内部統制に携わる場合どのような役割が求められるのかを解説します。既存の大がかりなソリューションに頼らない,現実的かつすぐに実践可能な内部統制対応策が身につきます。
こんな方におすすめ
- SEをはじめとするソフトウェアエンジニア
- 社内システム部門のSE
- 内部統制担当者
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- 技評SE選書,創刊!!
- 技評SE選書は,SEに求められる知識を,わかりやすい文章と読みやすい形式でお届けする新シリーズです。今年10月に創刊され,今後も続々と新刊が発売予定です。
目次
第1章 内部統制におけるSEの役割
- 1 あなたが内部統制の担当を任されたらどうしますか?
- 2 内部統制の責任者は経営者,内部統制を進める現場のリーダーはSE
- 3 SEに求められる内部統制の知識とは
- 4 内部統制を進める場合に,どこから手をつければ良いか
- コラム「CSR,コーポレートガバナンス,コンプライアンスと内部統制の関係」
第2章 内部統制とは
- 1 内部統制の目的
- 2 金融商品取引法の位置づけ
- 3 金融商品取引法の目的と改正内容
- 4 内部統制強化への道筋
- 5 会社法と内部統制
- 6 内部統制の構成要素
- コラム「経営者の責任について考える」
第3章 内部統制を遂行するために必要な知識
- 1 財務報告に関する基礎知識
- 2 内部統制とIT統制
- 3 内部統制で使われるITツール
- コラム「システム間のデータ連携」
第4章 内部統制の進め方
- 1 内部統制を進める手順
- 2 企画段階の進め方と留意すべき点
- 3 構築段階の進め方と留意すべき点
- コラム「外部監査人との調整」
第5章 IT統制
- 1 経済産業省の示すIT統制のガイダンス
- 2 IT統制に使われるフレームワーク
- コラム「見える化した共有文書のライフサイクル」
第6章 内部統制参考事例―その後の内統株式会社
- 1 取り組むべき課題の決定
- 2 企画段階
- 3 構築段階
- 4 運用段階
- コラム「推進担当者の声」
第7章 内部統制を健全に進めるための7ヵ条
- 1 迅速に進める!
- 2 抱え込まない!早めに専門家に相談する!
- 3 目的とゴールを決めて共有する!
- 4 調査では,全体から部分へ,概要から詳細へと見ていく!
- 5 企画では,統制する範囲を欲張り過ぎない!良い意味でいい加減に!
- 6 構築では,目的と手段を取り違えない!
- 7 運用の負荷を事前に想定し,現場が運用に耐え得るように,可能な手段をあらかじめ講じておく!
- コラム「IT統制を中心に進めるとIT対応の規模が大きくなりがち」
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