技評SE選書シリーズソフトウェア開発はなぜ難しいのか
―「人月の神話」を超えて
2009年10月21日紙版発売
2012年9月24日電子版発売
大槻繁 著
四六判/192ページ
定価1,518円(本体1,380円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4028-5
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書籍の概要
この本の概要
ソフトウェア開発の難しさは今も昔も変わりません。多くの開発プロセスや言語,マネジメント手法が生まれましたが,デスマーチは終わることも減ることもありません。実はその原因をブルックスは「人月の神話」で本質的困難として指摘しているのですが,その本質的困難を現在のソフトウェア開発はどれだけ克服できたのでしょうか。本書では名著「人月の神話」を振り返りながらソフトウェア開発の本質的困難を再検討し,今後のソフトウェア開発が目指すべき方向を提案します。
こんな方におすすめ
- ソフトウェア関連企業の経営者
- PM,SE,PG
- ソフトウェアエンジニア
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- 技評SE選書,創刊!!
- 技評SE選書は,SEに求められる知識を,わかりやすい文章と読みやすい形式でお届けする新シリーズです。今年10月に創刊され,今後も続々と新刊が発売予定です。
目次
はじめに
- なくならない苦労
- 人月の神話
- 本書の構成
第1章 普遍的な問題
- プロフェッショナルとしてのソフトウェア開発
- ソフトウェアエンジニアリングとは
- 人月という考え方の根源
- 組み合わせの爆発
- 火に油を注ぐ
- 労働価値説
第2章 本質的困難
- 本質と偶有
- 本質的困難の普遍性
- 複雑性とは
- 同調性とは
- 可変性とは
- 不可視性とは
第3章 人月との戦い
- ソフトウェアエンジニアリングは何を解決してきたのか
- 時代背景と本質的困難の関係
- ソフトウェアエンジニアリングと本質的困難
第4章 これからのソフトウェアづくり
- 抽象化・自動化・モジュール化
- 抽象化
- 仕様化と実現の関係
- 進化型ソフトウェア
- 新しい世界観
- 一様から多様へ
- 操作から生命へ
- 可視から不可視へ
- 本質的困難再考
おわりに―人月の神話を超えて
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