ITIL V3実践の鉄則

[表紙]ITIL V3実践の鉄則

紙版発売

A5判/240ページ

定価2,178円(本体1,980円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4132-9

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この本の概要

ITILは社内でITサービスを有効活用するためのフレームワークであり,最近は資格試験を受験する人も増えてます。本書はITILの最新バージョン「ITIL v3」について,理論の意味や実践方法などをわかりやすく解説しています。著者は早期にITILファウンデーションの資格を取得して,ITコンサルティングの職務で活躍するほか,ITILの日本語化に参画するなどの実績があります。また,難しい概念は一般家庭内の出来事にたとえて理解しやすくしており,ITILを勉強するための1冊目の解説書として最適です。

こんな方におすすめ

  • ITILについて勉強している人
  • ITIL V3ファウンデーションの資格取得を目指している人

著者の一言

本書を読んでいただけば,サービスマネジメントの考え方がどのようなものであるか,サービスマネジメントがこれまでどのように変遷してきたかなど,ITIL V3の基本的な考え方を理解していただけると考えています。特に,ITIL V2を読んで「1つの機能と10のプロセス」について理解されている方は,本書を読んでいただければ,ITIL V3の全体像をより理解できるのではないでしょうか。

また,ITIL V2と比べて実例やエピソードなど“ITオペレーションの本音”の部分が削除されたため,ITIL V3ではよりいっそうフレームワーク的に(単なる枠組みに近く)なり,明確さを失ったプロセスもあります。そのようなプロセスについては,基本的な目的と主な活動などに絞り込んで解説しています。

筆者の経験では,サービスマネジメントを実現するうえで最大の成功要因は,その理念や考え方を理解して実行することだといえます。ITILはフレームワークであり,特定の業種や企業,組織などに的を絞ったものではありません。このため,ITILに記述してあるとこをそのまま自らに適用するのが最善だとは限らないのです。

IT組織として,すべての人に対して「最も効率的・効果的に,よりよいビジネスの結果を導き出す活動ができていること」を論理的かつ物理的に証明できるならば,サービスマネジメントを実現していると言えるのです。ただし,それは容易なことではありませんが。

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著者プロフィール

久納信之(くのうのぶゆき)

大手消費財メーカーにて長年,国内外のシステム開発,導入プロジェクト,IT運用に従事。1999年からはITILを実践し,ITSMの標準化と効率化に取り組む。2002年,itSMF Japan設立に参画するとともに,ITILの日本語化に協力。2004年からはITサービスマネジメントを中心としたコンサルタントとして活動中。itSMF Japan SLA分科会座長,itSMF Japan Value Creation分科会座長,EXIN ITILマネージャ認定資格試験採点を担当。

1999年,フィリピンのマニラで受験し,自分でも気づかないまま日本人としてはじめてEXIN ITIL Foundationの資格を取得。趣味はスポーツをすることと観ること。毎週末は冬の期間はスキー,それ以外はテニスをプレーしています。

著書:『強い会社はこうして作られる! ITIL実践の鉄則』(技術評論社刊)