知りたい!サイエンスシリーズアナザー人類興亡史
―人間になれずに消滅した“傍系人類”の系譜―

[表紙]アナザー人類興亡史―人間になれずに消滅した“傍系人類”の系譜―

紙版発売
電子版発売

四六判/264ページ

定価1,738円(本体1,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4640-9

電子版

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

この本の概要

私たち人間は生態系の頂点に位置し,地球上で繁栄を謳歌しているかのようです。しかし現生人類が生き残ったのは進化の必然か? それにはどんな理由があったのか? 本書の目的はその素朴な疑問を解くことにあります。そのためには,ヒトが生き残るまでの間に,どのようなヒトの祖先がいて,どういった傍系人類が生まれては消滅していったのかを追うことにしましょう。本書は最新の科学調査をもとに,これらの滅亡していった「アナザー人類」を中心に興亡を解説し,いまの人類(ホモ・サピエンス)のルーツを求める旅にいざないます。

こんな方におすすめ

  • 人類史に興味のある方

この書籍に関連する記事があります!

絶滅したネアンデルタール人が街を歩いていたら?―語りかける,傍系人類の興亡史―
人間と猿がもっとも違う点は何かと聞かれると,それは言葉を話せ,社会をつくり,技術や文化を持っている点だと答えるでしょう。

著者プロフィール

金子隆一(かねこりゅういち)

日本の兵庫県神戸市生れのサイエンス・ライターである。ハードSF研究所所員。

中央大学商学部に在籍していた時から一般科学雑誌などに執筆しており,現代科学や恐竜などについてのポピュラー科学書を多数執筆している。古生物学から海洋生物学,宇宙開発,先端科学など幅広い分野を主な活躍の舞台としているが,熱心なSFファンでもあり,SF作品の科学的考察に関する著作も多数ある。中でも2001年出版の『新世紀未来科学』は日本SF大賞の候補作となった。

漫画やアニメなどの科学設定の考証も手がける。1979~1980年放映の,よみうりテレビ系連続アニメ『宇宙空母ブルーノア』でSF考証を担当,日本のアニメ初の軌道エレベーターを登場させたほか,NHK『天才てれびくん』の1コーナーとして1993年4月から翌年1月まで放送されたアニメ「恐竜惑星」のストーリーの基本を作り,2004年には軌道エレベータの実現を目指す漫画『まっすぐ天へ』(的場健画・講談社刊)で科学設定の考証を務めている。

著作『新世紀未来科学』(八幡書店)『もっとわかる進化論』(日本実業出版社)『テラフォーミング』(NTT出版)『スペース・ツアー』(講談社現代新書)『覇者・恐竜の進化戦略』(ハヤカワ文庫)『恐竜学のすすめ』(裳華房)『知られざる日本の恐竜文化』(祥伝社新書)など多数。