ずかん
ずかん
宝石
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飯田孝一 監修
川嶋隆義 写真 - 定価
- 2,948円(本体2,680円+税10%)
- 発売日
- 2012.10.2
- 判型
- B5
- 頁数
- 136ページ
- ISBN
- 978-4-7741-5259-2
サポート情報
概要
“宝石”って聞くと,どんなことを思い浮かべますか?
「高価!」「私たちには縁のないもの」
こんな印象を持つ方,多いのではないでしょうか。確かに宝石は高価なものもいっぱいあります。でも,それはほんの一部のコト。
“宝石”というのは,鉱物の中の一つのカテゴリー。その裏には,とても奥深い世界が広がっています。
宝石はどのように生み出されるの?
宝石が翻弄した歴史秘話ってなに?
日常生活で使われる宝石ってどんなもの?
『ずかん宝石』は,他書とは違った切り口で宝石を徹底追求します。
鉱物的な話から,歴史や産業応用に至るまで,宝石にまつわる幾多の話を,コミカルなイラストとともにわかりやすくに解説。
宝石鑑別の現場や,採取・観察の方法まで網羅してあるので,自由研究は家庭学習にも最適。
しかも,掲載される宝石写真は,世界的宝飾コレクターの逸品を撮り下ろし。
写真を眺めるだけで嬉しい。読み応えも抜群。
親子を始め,マニアもナットクの一冊です。
『ずかん 宝石』のココを見てほしい
美しいカラー写真が満載! 眺めるだけでも楽しめる
コミカルなイラストで,内容がすごくわかりやすい
地学的な話から歴史秘話まで。追随を許さない圧倒的な内容
宝石のでき方もきちんと科学的に解説。調べ学習に最適!
採取・観察の方法や,宝石鑑別の話も。「観察&考察」する力が身につく
こんな方にオススメ
- 宝石や鉱物に興味のある小学校高学年以上の方 地学好きには最高です
- 美しい宝石の写真にうっとりしたい方
- キラキラ好き!な方
- マニアな方にもなっとくの一冊です
目次
第1章 宝石とは?
鉱物ってなんだろう?/鉱物が生まれる場所/宝石の分類
第2章 宝石ずかん
ダイアモンド(金剛石)
- コラム ダイアモンドはどこでとれる?
- コラム ダイアモンドの誕生
ルビー(コランダム/紅玉)
サファイア(コランダム/青玉)
エメラルド(緑柱石/翠玉)
オパール(蛋白石)
アクアマリン(藍柱石)
- ギャラリー ベリル美術館
- コラム 生きものがつくる宝石1 真珠(パール)
- コラム 生きものがつくる宝石2 珊瑚(コーラル)
スピネル(尖晶石)
ターコイズ(トルコ石)
ラピス・ラズリ(青金石)
- コラム 誕生石
アメシスト(紫水晶)
ロック・クリスタル(水晶)
- ギャラリー クォーツ美術館
- コラム 光が見せる宝石のふしぎ
- コラム 美しい岩石1 火成岩
パイロープ・ガーネット(苦ばんざくろ石)
- ギャラリー ガーネット美術館
ペリドット(苦土かんらん石/オリビン)
トパーズ(黄玉)
- コラム 生きものがつくる宝石3 琥珀(アンバー)
ジルコン(風信子石)
トルマリン(電気石)
ジェダイド(ヒスイ輝石/硬玉)
ネフライト(軟玉)
- ギャラリー 輝石族美術館
- コラム 世界の宝石産出国
- コラム 宝石の鑑定って,どうやるの?
ムーンストーン(月長石)
- ギャラリー 長石族美術館
アゲート(めのう)
- ギャラリー アゲート美術館
カルセドニー(玉ずい)
- ギャラリー ジャスパー美術館
- コラム 宝石探しに行こう!
- コラム 生きものがつくる宝石4 化石(フォッシル)
マラカイト(孔雀石)
アンダリュサイト(紅柱石)
タイガー・アイ(虎眼石)
- コラム 宇宙からきた宝石
- コラム おもしろい石・ふしぎな石1
サーペンチン(蛇紋石)
カルサイト(方解石)
- ギャラリー カルサイト美術館
- コラム 生きものがつくる宝石5 象牙,鼈甲など(アイボリー,トータス・シェルなど)
エピドート(緑簾石)
- ギャラリー エピドート美術館
ジプサム(石膏)
- ギャラリー ジプサム美術館
- コラム 美しい岩石2 堆積岩
フルオライト(蛍石)
ヘマタイト(赤鉄鉱)
ルチル(金紅石)
- コラム おもしろい石・ふしぎな石2
ソーダライト(方ソーダ石)
スギライト(杉石)
マイカ(雲母)
シンナバー(辰砂)
ゼオライト(沸石)
- コラム 宝石のある博物館に行こう
プロフィール
飯田孝一
日本彩珠宝石研究所所長。1950年生まれ。
1971年,今吉隆治に参画,「日本彩珠研究所」の設立に寄与。日本産宝石鉱物や飾り石の世界への普及を行う。この間,宝石の放射線着色や加熱による色の改良,オパールの合成,真珠の養殖などの研究を行う。宝石製造業,鑑別機関に勤務後,1985年に「日本彩珠宝石研究所」を設立。崎川範行,田賀井秀夫が参画,新しいタイプの宝石鑑別機関として始動。2001年,日本の宝石文化を後世に伝える宝石宝飾資料館を作ることを最終目的とした「宝飾文化を造る会」を設立。現在同会会長。2006年には天然石検定協議会会長に就任。終始,“宝石は品質をみて取り扱うことを重視すべき”を一貫のテーマとした教育を行い,“収集と分類は宝飾の文化を考える最大の資料也”という考えのもとに収集した貴重な「飯田コレクション」を,現在同研究所の小資料館に収蔵。