はじめよう! 要件定義
~ビギナーからベテランまで
2015年2月28日紙版発売
2015年4月24日電子版発売
羽生章洋 著
四六判/184ページ
定価2,178円(本体1,980円+税10%)
ISBN 978-4-7741-7228-6
書籍の概要
この本の概要
業務システム開発でもスマホアプリ開発でも,ユーザ・顧客が納得のいくソフトウェアを実現するためには「要件定義」というフェーズが欠かせません。要件定義とは,「作ってほしい人と作る人の間の合意事項」であり,「UI」「機能」「データ」をどのようにするか決めていくことを言いますが,実際にはこのフェーズをおざなりに開発を進め,プロジェクトが迷走するケースが後を絶ちません。本書では,ソフトウェアの企画・開発に携わるすべての方にとって役に立つ「要件定義」の知識を,豊富な図解とともにわかりやすく解説します。
こんな方におすすめ
- ソフトウェア開発プロジェクトを成功させたいエンジニア全般
- スタートアップ,中小ソフトハウスに在籍し,開発者として上流から下流まで携わる方
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- 第1回 三部作の表紙がつながるってすごいよね
- 2018年1月に羽生章洋著『はじめよう! システム設計 ~要件定義のその後に』が発刊され,2015年から続く『はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで』『はじめよう! プロセス設計 ~要件定義のその前に』の上流工程三部作が完結しました。
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- 第5回 はじめよう!システム設計
- 最終回の5回目である今回は,著者である羽生章洋氏に『はじめよう! システム設計』についてお話を伺います。
目次
第1部 要件定義って何だろう?
Chapter-01 要件定義=要件を定義すること
- どうして要件定義について知りたいの?
- 要件定義とは?
- 要件とは?
- なぜ要件を定義する必要があるのか
Chapter-02 要件定義の基本的な流れ
- 要件定義の基本的な流れを見てみよう
- 要望を出す
- 要望を要求にする
- 要求を検討する
- 代替案を考え,提案する
- 提案への検討から再要求を繰り返し,合意から要件へ
- 要件定義は良い仕事をするための知恵
Chapter-03 定義すべき要件の内訳
- ゴールから逆算する
- UI
- 機能
- データ
- UI,機能,データを定める
Chapter-04 3つの要素の定め方
- 何はともあれUI
- 操作に対して機能が動作すること
- 機能に必要なデータが揃っていること
- UI,機能,データを決める
第2部 要件定義の詳細
Chapter-05 要件定義,その前に
[準備編]
Chapter-06 企画を確認する
- ゴールを確認する
- 企画書を確認できない=ゴールの定義が不明瞭
- 企画書を作成するためにまとめる項目
- 企画の内容を関係者が理解するための企画書
Chapter-07 全体像を描こう
- 全体像を描くプロセス
- 全体像を描く手順
- 全体像を描くときの注意点
- 全体像を魅力的にお化粧する
Chapter-08 大まかに区分けしよう
- サブブロック図を作成する
- サブブロック図を作成する手順
Chapter-09 実装技術を決めよう
- ソフトウェアアーキテクチャの決定
- ソフトウェアアーキテクチャを決める手順
- 実装技術を決める意味
Chapter-10 実現したいことを整理整頓しよう
- 要件定義をスムーズに離陸させるために
- やりたいことを洗い出す
- やりたいことを一覧にする
[助走編]
Chapter-11 利用者の行動シナリオを書こう
- 要件定義のための準備から助走へ
- 利用者の行動シナリオ
- 仕事の構造
- 行動シナリオをどう書くか
Chapter-12 概念データモデルを作る
- 概念データモデルの必要性
- 概念データモデルの作り方
- 概念データモデルを作るときの注意点
[離陸編]
Chapter-13 UIを考えよう
- いよいよ要件定義へ!
- UI を定義するということ
- 対象となるUI をピックアップする
- ラフなイメージを描いてみよう
- 必要な項目を列挙しよう
- 動線を考えよう
- 操作と機能を織り込む
- ディテールを詰める
- 項目の名称について
- 導出項目について
- UI としてのエラーメッセージ
- デコレーション
- UI について考えた結果をまとめよう
Chapter-14 機能について考えよう
- UI の次に定めること
- 機能とは何か
- ワークセットの機能をピックアップする
- 出力を決める
- 処理を考える
- 機能を分割する
- ストア系の機能
- 機能について考えた結果をまとめよう
Chapter-15 データについて考えよう
- 要件定義の要素を再確認
- データベースとは何か
- データベース設計の方法
- ワークセット単位で設計する
- データについて考えた結果をまとめよう
Chapter-16 要件定義の仕上げ
- 足りないワークセットを検証しよう
- CRUD マトリックスを作る
- 精度を高めよう
- 仕上げよう
Chapter-17 要件定義,その後に
- 成果物を確認しよう
- 一覧を作ろう
- 想定問答集を作ろう
- 成果をリリースしよう
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