ファーストブックシリーズ身近なプラスチックがわかる
2020年11月14日紙版発売
2020年11月14日電子版発売
西岡真由美 著,岩田忠久,齋藤勝裕 監修
A5判/192ページ
定価1,848円(本体1,680円+税10%)
ISBN 978-4-297-11706-1
書籍の概要
この本の概要
レジ袋の有料化にはじまり,プラスチックについてよく耳にするようになりました。
そもそもプラスチックとはどのようなものなのか? 私たちの生活に密着しているプラスチックについて,実はあまりよく知られていないのではないでしょうか?
プラスチックからどのような製品が生まれ,使用されているかを知り,環境に配慮した最新のプラスチック技術についてもイラストを交えながら解説。さらに,プラスチックのリサイクル事情,マイクロプラスチック,海洋プラスチックごみ問題についても考え,今後どのようにプラスチックと付き合ってゆけばよいのかを知るための糸口となる一冊です!
こんな方におすすめ
- プラスチックがどういうものか知りたい人
- プラスチックを今後どのように活用できるか知りたい人
本書のサンプル
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目次
第1章 プラスチックはどのような物質か
- 1-1 身のまわりのプラスチック製品
- 1-2 SPIコードで見るプラスチック
- 1-3 プラスチックとは何か?①
- 1-4 プラスチックとは何か?②
- 1-5 プラスチックの歴史と発展
- Column プラスチック研究と未来へのメッセージ(白川英樹教授)
第2章 プラスチックのライフサイクル
- 2-1 プラスチックは何からつくられるのか
- 2-2 プラスチック製品ができるまで
- 2-3 プラスチックの分別・回収・リサイクル
- 2-4 リサイクルの評価と推進
第3章 マイクロプラスチックとは何か
- 3-1 プラスチックごみが問題になるのはなぜか?
- 3-2 マイクロプラスチックはどのようにしてできるか
- 3-3 プラスチックごみが海にたどり着くまで
- 3-4 海を出入りするプラスチックごみの量
- 3-5 海洋プラスチックごみの発生源
- 3-6 海洋ごみのたどり着く場所
- 3-7 海洋生物とプラスチックごみ問題
- Column 自然科学のフロンティア,マイクロプラスチックの行方を追う(磯辺篤彦教授)
第4章 プラスチックと私たちの暮らし
- 4-1 3R+2の考え方とは?
- 4-2 3Rの実践「選ぶ・使う」
- 4-3 3Rの実践「しくみを利用する」
- 4-4 3Rの実践「参加する」
- Column 暮らしにRefuse(断る)というRを(高田秀重教授)
第5章 新たなプラスチック素材の研究と開発
- 5-1 再生可能資源を使った製品開発
- 5-2 再生可能資源とは?
- 5-3 バイオプラスチックの研究と開発
- 5-4 日本発のグリーンプラとバイオマスプラ
- 5-5 バイオプラスチックの活用とリサイクル
- 5-6 生分解性プラスチックへの期待
- Column プラスチックと付き合う長い道のりを見据えて( 岩田忠久教授)
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