英語は10000時間でモノになる
~ハードワークで挫折しない「日本語断ち」の実践法~

書籍の概要

この本の概要

英語がまともに使えなかった状態から,原著で数百冊を読破,会話もペラペラ,英検1級に合格――その秘密とは?

「いつかは英語で本が読めるようになるぞ!」と思いつつ,10度以上挫折してきた著者が,40代半から使える英語を身につけた非常識な学習方法を集大成。

  • “脳内留学”で頭から,生活から日本語を追い出す
  • 大量に読めば話せるようにもなる
  • 文法を勉強するのは逆効果
  • 「語彙のドーピング」が最強の英語ハック
  • 「調子が悪い時に理解できるか?」がリスニングの実力
  • 「もごもご話す」でスピーキングがうまくなる
  • Bing(ChatGPT),DeepL,Goodreads,iKnow,Audible,Grammarly,Quillbot,Otter……最新ツールを使いこなす

「ラクに」「すぐに」に釣られていつまでも英語が使えないあなたへ。

こんな方におすすめ

  • 本気で英語をマスターしたい方
  • 英語を学び直そうとして挫折してきた方

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著者の一言

目次

はじめに 45歳からでも英語ができるようになる

  • 洋書を読むのが「ひと月に1冊」から「数日で1冊」へ
  • 10000時間の学習を挫折せずにやり抜くには
  • 「時間」と「努力」の先にバイリンガルの住む魅惑の別世界が待っている

1章 頭から,生活から日本語を追い出す

  • 「感覚英語」を大事にしよう
  • 感覚英語に強くなるには
  • 英語を使うことを意識するより,日本語を使うことをやめる
  • モチベーションを維持する:プロジェクト型とライフタイム型
  • 頭から,生活から日本語を追い出す脳内留学9つの方法

2章 大量に読めば話せるようにもなる

  • いくら英会話をやってもうまくいかない
  • 読書で自然な言葉の並びが感覚でわかるようになる
  • まずは日本語で書かれたリスニング用教材,多読用の読み物,絵本を読む
  • 小説を読むと語彙と文法が自然に身につく
  • 小説を読む前に準備をしておく
  • 小説のオープニングは手ごわい
  • 人物関係図をノートに書き出す
  • 場面が変わったら最低限「いつ」「どこで」「だれが」を把握する
  • 心理描写と身体表現に慣れる
  • 名前の読みと愛称を押さえる
  • 小説の3大難所:情景描写,複雑な文章,スラングや訛りの会話
  • 方言,訛り,スラングを攻略する
  • ノンフィクションは序論を読めば理解できる
  • 速読要約に挑戦しよう
  • ノートを取ろう
  • 本を読みながら辞書を引かない
  • 数字に慣れよう
  • 難しい本とやさしい本の両方を同時に読む
  • 要約版シリーズとオリジナルを同時に読む
  • 映画の字幕版シリーズと小説を同時に読み,映画も見る
  • コラム 大人の知識を武器にする
  • 購入する数の10倍ぐらいの候補を洗い出す
  • 読む本はどこで見つけるか
  • 「世界最大の本の読者SNS」Goodreadsを使いこなす7つのポイント
  • AIを使って英語の読書を進化させる

3章 「語彙のドーピング」が最強の英語ハック

  • 5000語レベルだと英語の一般向けの本を辞書なしで読むのは困難
  • ボキャビルという劇薬
  • 単語を覚えるコツは「覚えようとしないこと」
  • おすすめ単語学習アプリiKnow
  • ボキャビルに資格試験を活用しよう
  • コラム ノーマン・ルイスのボキャブラリビルダーで語彙力を高める
  • 単語を調べる7つの方法
  • 究極で最高の方法はネイティブスピーカーに辞書になってもらうこと

4章 「調子が悪い時に理解できるか?」がリスニングの実力

  • 「なんとなくわかる」で終わらせることがリスニング上達の秘訣
  • 眠る前にオーディオブックを聞く
  • Audibleで英語漬けになる
  • おすすめのオーディオブック5選
  • オーディオブック選びにはAudicted
  • コラム Audibleで大学レベルの講義を聴くことができる
  • YouTubeやネット動画で英語に触れる
  • スウェーデン語のハリー・ポッターをシャドーイングするのが効果的な理由
  • 究極の学習法「聴きながら読む」
  • コラム 脳内英語教室

5章 書評を書ければ英語が上達する

  • 書くことにはじっくり時間を使える
  • じつは書評はかんたんに作文できる
  • コラム 英語の書評を読もう
  • Grammarlyで文章を校正する
  • Quillbotで文章を洗練してもらう
  • コラム 文法と和訳

6章 「もごもご話す」でスピーキングがうまくなる

  • まずはAからZまでアルファベットを正しく発音できるようにする
  • LとR,子音が続く音,二重母音,弱母音を矯正する
  • もごもご言いながら,イントネーションを矯正する
  • 重要でない語は,もごもご発音する
  • 口の形を意識して
  • OtterとGoogleドキュメントの音声入力で発音をチェックする
  • 英会話で何を話したらいいのか迷わない10のTips
  • 英語スピーチの極意
  • コラム 人工知能翻訳時代の英語学習

おわりに 薄い紙を1枚ずつ重ねていくように英語漬けを継続していく

付録

  • 付録1 レベル別おすすめ洋書
  • 付録2 英語圏の文学賞

著者プロフィール

橋本大也(はしもとだいや)

デジタルハリウッド大学教授兼メディアライブラリー館長。多摩大学大学院客員教授。早稲田情報技術研究所取締役。翻訳者。英検1級。

ビッグデータと人工知能の技術ベンチャー企業データセクション株式会社の創業者。同社を上場させた後,顧問に就任し,教育とITの領域でイノベーションを追求している。

著書に『情報考学 Web時代の羅針盤 213冊』(主婦と生活社),『データサイエンティスト データ分析で会社を動かす知的仕事人』(SBクリエイティブ),『情報力』(翔泳社),共著に『ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系』(実業之日本社),『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』(ポット出版)などがある。

洋書を紹介するブログを運営しており,『WIRED』日本版などのメディアに書評を寄稿している。