ずかんシリーズウイルス
2020年9月28日紙版発売
2020年10月6日電子版発売
武村政春,宮沢孝幸 監修
B5判/128ページ
定価2,948円(本体2,680円+税10%)
ISBN 978-4-297-11513-5
書籍の概要
この本の概要
全世界で猛威をふるう新型コロナウイルス。
おかげで「ウイルス」という言葉にすっかり慣れてしまいましたが……ウイルスってそもそも一体何?
細菌と何が違うの?
ウイルスは生物なの? 単なる物質なの?
ウイルスの変異変異って,そもそも変異って何?
私たちの身の周りにもたくさん存在するウイルス。
ある意味とても身近なものなのに,“ウイルス”の実態はほとんど理解されていません。
ウイルスの実態をもっとよく知ってほしい・・・・・・ということで生まれたのが『ずかんウイルス』です。
この本は,“ウイルスそのもの”に注目。
美しい写真をメインに,コミカルなイラストとともに,ウイルスをわかりやすく解説。
「細菌とウイルスの違いって何?」
「カプシドやらエンベロ―プってなんぞ?」
「DNAウイルスやらRNAウイルスって……何それ?」
「ウイルスは人に悪さばかりするの?」
ウイルスにまつわる数多くの疑問も,本書を読めばよくわかる!
身近にあふれるウイルスの世界を,存分にご覧ください。
『ずかん ウイルス』のココを見てほしい
- 有名どころからマイナーなウイルスまで幅広く掲載。かなりスゴいぞ!
- コミカルなイラストとわかりやすい文章で,ウイルスのことがよくわかる。
- あまり知られていないウイルスの利用法もばっちり掲載。
- パンデミックの歴史からウイルス発見史も。調べ学習にも最適!
こんな方におすすめ
- ウィルスに興味のある小学校高学年以上
- 細菌とウィルスの区別が・・・という方
- ウイルスのことがわかりやすく解説されているので,多くの人に読んでほしい1冊です。
- 監修者プロフィール
武村政春(たけむらまさはる)
東京理科大学理学部教授。博士(医学)。
専門は巨大ウイルス学,分子生物学,細胞進化学。
巨大ウイルスの生態・進化と,巨大ウイルスが真核生物の進化にどのような役割を果たしてきたかに興味をもち,研究を行っている。
『生物はウイルスが進化させた』『新しいウイルス入門』(ともに講談社ブルーバックス),『レプリカ(文化と進化の複製博物館)』(工作舎),『ベーシック生物学』(裳華房)など著書多数。
妖怪にも造詣が深く,『ろくろ首の首はなぜのびるのか』(新潮新書)などの著書もある。宮沢孝幸(みやざわたかゆき)
京都大学ウイルス再生医科学研究所附属感染症モデル研究センター准教授。博士(獣医学)。
ウイルスを単なる病原体としてだけではなく,地球生命全体からウイルスの存在意義を考察するウイルス共進化分野を主宰し,おもに内在性レトロウイルスによる動物の進化について研究。
ウイルスの「真の姿」を多くの人に知ってもらいたいと願っている。
新型コロナウイルス感染防止にも尽力。
日本獣医学会賞,ヤンソン賞などを受賞。
愛猫家。
本書のサンプル
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
この本に関連する書籍
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