Software Design plus イラストでわかる DockerとKubernetes

著者
徳永航平とくながこうへい 著
定価
2,508円(本体2,280円+税10%)
発売日
2020.12.5[在庫なし]
判型
A5
頁数
148ページ
ISBN
978-4-297-11837-2 978-4-297-11838-9

概要

Dockerとkubernetesは,Webだけでなくさまざまなシステムで利用されています。仮想化とは違うので,エンジニアの皆さんもそのメリットをどう活かしていくのか悩ましいところです。本書は,Dockerとkubernetesのしくみを大胆にイラスト化しました。視覚的に理解することができるので,その技術の本質を理解しやすくなります。各所でコマンド入力を利用して。Dockerとkubernetesの動作もしっかりわかるようになります。

こんな方にオススメ

  • Dockerとkubernetesのしくみを根底から知りたい方,理論をしっかり理解したい方,インフラエンジニア,ネットワークエンジニア,システムエンジニア,プログラマなど

目次

第1章 コンテナ技術の概要

  • 1-1 コンテナを見てみよう
  • 1-2 コンテナ技術の基本的な特徴
  • 1-3 本書で注目するDockerとKubernetes

第2章 Dockerの概要

  • 2-1 DockerによるBuild、Ship、Run
  • 2-2 コンテナのレイヤ構造
  • 2-3 DockerのアーキテクチャとOCIランタイム
  • 2-4 まとめ

第3章 Kubernetesの概要

  • 3-1 Kubernetesの特徴
  • 3-2 Kubernetesクラスタとkubectl
  • 3-3 Kubernetesにおける基本的なデプロイ単位
  • 3-4 KubernetesにおけるPod群のデプロイにまつわるリソース
  • 3-5 設定項目やボリュームに関するリソース
  • 3-6 Kubernetesにおけるサービスディスカバリ
  • 3-7 KubernetesのPodとCRIコンテナランタイム
  • 3-8 まとめ

第4章 コンテナランタイムとコンテナの標準仕様の概要

  • 4-1 コンテナランタイムと2つのレイヤ
  • 4-2 いろいろな高レベルランタイム
  • 4-3 いろいろな低レベルランタイム
  • 4-4 OCIの標準仕様
  • 4-5 runcを用いたコンテナ実行
  • 4-6 実行環境作成に用いられる要素技術

プロフィール

徳永航平とくながこうへい

日本電信電話株式会社ソフトウェアイノベーションセンタ所属。1993年生まれ。2018年の入社以来,コンテナ技術とオープンソースソフトウェア(OSS)に関する活動に従事。現在は,CNCF containerdのサブプロジェクトStargz Snapshotterのメンテナを務めながら,コンテナイメージを高速に配布する技術(lazy pull)に取り組む。また,コンテナランタイムに焦点をあてたコミュニティミートアップContainer Runtime Meetupを共同運営している。趣味は楽器演奏で,学生時代からオーケストラや吹奏楽,アンサンブルなどを中心に,バストロンボーンの演奏を楽しんできた。