アイデアをカタチにする! M5Stack入門&実践ガイド[M5Stack Basic/M5StickC対応]
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大澤佳樹 編著
大川真史 編集
aNo研,石川真也,小池誠,菅原のびすけ,田中正吾,豊田陽介,necobit,廣瀬元紀,三木啓司,ミクミンP,若狹正生 著 - 定価
- 3,278円(本体2,980円+税10%)
- 発売日
- 2022.3.26[在庫なし] 2022.3.22
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 416ページ
- ISBN
- 978-4-297-12669-8 978-4-297-12670-4
概要
M5Stackシリーズは,最初から液晶モニターやボタン,センサーなどが搭載された小型のマイコンモジュールです。電子工作の経験がなくても始められるハードルの低さと,簡単にアイデアを実現できる手軽さで注目を集めています。
本書は,M5Stackをこれから始めたい人と,M5Stackを活用していきたい人のためのガイドブックです。入門編と実践編の二部で構成されており,入門編ではM5Stack BasicとM5Stick Cの基本機能を紹介しています。開発環境の構築から丁寧に解説しているのに加え,コピペで動くサンプルコードも提供しているので,M5Stackをとりあえず動かしてみたい,という人でも安心して読み進められます。実践編では,M5Stackシリーズを使いこなすための知識とノウハウを,M5Stackをとことん活用してきた実績のある執筆陣によって本格的な作例と共に解説します。ノーコードで作るIoTデバイスからAI監視カメラまで,アイデア次第で多彩なデバイスを作れてしまうM5Stackの活用方法を紹介しています。M5Stackを始めてみたけど,工作のアイデアがひらめかない,という人にもおすすめの一冊です。
こんな方にオススメ
- M5Stackをこれから使ってみたい人
- M5Stackをより活用したい人
- M5Stackを使った電子工作のアイデアがほしい人
目次
- はじめに
- 日本のM5Stackユーザのみなさんへ
入門編(大澤佳樹)
第1章 はじめてのM5Stack
- 1.1 M5Stackとは?
- 1.2 M5Stackシリーズのインターフェース
- 1.3 M5Stackの開発環境
- 1.4 M5Stack開発を始める前に
- 1.5 M5BurnerでM5Stackを動かしてみる
第2章 M5Stack Basicを使ってみる
- 2.1 M5Stack Basicの構成
- 2.2 Arduino IDEを動かすための初期設定
- 2.3 Arduinoプログラミングの基本ルール
- 2.4 画面に文字を表示する
- 2.5 ボタンを押して画面の色を変える
- 2.6 ブザー音を鳴らす
- 2.7 ライブラリを利用して画面に顔を表示する
- 2.8 GPIOを利用してM5StackでLチカする
- 2.9 Groveを利用してUnitセンサーで情報を取得する
- 2.10 SDカードのデータを読み書きする
第3章 M5StickCを使ってみる
- 3.1 M5StickCの構成
- 3.2 Arduino IDEの環境設定
- 3.3 画面に文字を表示する
- 3.4 LEDライトを光らせる
- 3.5 ボタンを押して画面の色を変える
- 3.6 ライブラリを利用して画面に顔を表示する
- 3.7 GPIOやGroveで機能拡張する
- 3.8 M5StickCの加速度/角速度センサーの情報を取得する
第4章 M5Stackでネットワークを利用する
- 4.1 M5Stackが利用できる通信規格
- 4.2 Wi-Fiでインターネットに接続して時刻を取得する
- 4.3 M5Stackを簡易サーバーにしてセンサー値をブラウザから閲覧する
- 4.4 Ambientを使ってセンサー値をWeb上で可視化する
- 4.5 M5StackとM5StickCをESP-NOWで通信する
- 4.6 M5StackとM5StickCをBluetoothで連携する
- 4.7 M5Stack同士をMQTTで連携する
- 4.8 M5StackとLINEをIFTTTで連携する
第5章 ModuleとHatでM5Stackを拡張する
- 5.1 Module/Hatとは?
- 5.2 主なModule/Hatの例
- 5.3 GPSモジュールで位置情報を取得する
- 5.4 M5StickC Servo Hatでサーボを回転させる
実践編
第6章 M5StackでガジェットをDIYする
- 6.1 M5Stackでシャトルラン〜M5Stackで音を扱おう〜(菅原のびすけ)
- 6.2 大切なヒトに向けたM5Stack自作支援機器(廣瀬元紀)
- 6.3 M5StickCでIoT温室ハウス環境モニタを作る(小池誠)
- 6.4 M5Stack Core2でAWS IoTと連携する(田中正吾)
- 6.5 M5Stackオリジナルモジュール制作のススメ(necobit)
第7章 M5StickVで画像処理する
- 7.1 M5StickVで始める簡単AIカメラ(ミクミンP)
- 7.2 M5StickVとM5StickCで実験ロボットを見守る―課題解決のために,開発・実装・評価・改善(三木啓司)
- 7.3 M5StickVであなたを見守る技術(aNo研)
第8章 UIFlowでM5Stackをプログラミングする
- 8.1 ノーコードで作るIoTソープディスペンサー(若狹正生)
- 8.2 ネットワーク経由でデータを送受信するプログラムをブロックで組んでみよう!(豊田陽介)
第9章 JavaScriptでM5Stackをプログラミングする
- 9.1 M5StackでJavaScriptが使える「Moddable」(石川真也)
- 9.2 子どもと一緒に作るM5Stack×JavaScriptアプリケーション(石川真也)
- Appendix
プロフィール
大澤佳樹
1986年神奈川県横須賀市生まれ。製造業や情報通信業でハードウェアからソフトウェアまでの業務を広く経験しIoT関連の業務にも関わってきた。モノづくりのハードルを下げ,誰でも作りたいものを作れる時代を目指し活動をしている。M5Stack User Group Japanの立ち上げメンバーの1人で,これまでにオフラインイベントのM5Stack User Meetingを実施。
大川真史
ウイングアーク1st「データのじかん」主筆。大学卒業後,TISを経て三菱総合研究所に10年以上在籍し現職。主な業務は調査研究と情報発信。東京商工会議所学識委員/WG座長,明治大学サービス創新研究所客員研究員など兼務。中小企業や個人が自作したデジタルツールやサービスを見るのがライフワーク。
aNo研
aNo研は,"あの"ワクワク,"あの"トキメキ,"あの"ドキドキ と出会ったときの感動を,あなたに届けること。それを目指して,日々,モノづくりに励んでいます。
Twitter:@anoken2017
石川真也
(ししかわ)
「ヒトに寄り添うロボット」の実現を目指すロボットエンジニア。秋葉原のロボットベンチャーに勤める傍ら,オープンソースのロボット「スタックチャン」の開発にも勤しむ。
Twitter:@meganetaaan
小池誠
温室キュウリを栽培する農家を営んでいます。大学卒業後,組込みエンジニアを8年経験したのち就農。現在は前職の経験を活かし,農業でのIT活用に取り組んでいます。
菅原のびすけ
プロトタイピングスクール「プロトアウトスタジオ」を運営しています。 国内最大のIoT コミュニティ#iotlt の主催/Microsoft MVP (Node.js)/LINE API Experts/IBM Champion
Twitter:@n0bisuke
田中正吾
フロントエンド技術を軸に クラウド・VR・IoT のような技術を混ぜて新しい可能性を日々探っているフリーランスエンジニア。ウォンバットが好き。
Twitter:@1ft_seabass
豊田陽介
ビジュアルプログラミングやIoT,JavaScript,ガジェットが好き。プライベートで複数コミュニティを主催。Microsoft MVP(2022年3月)。
Twitter:@youtoy
necobit
(カワヅ)
ヒト2人とねこ1匹からなるなんかつくるユニット。シンセなどを制御するMIDI信号でメカを動かしがち。普段は工作したり人に頼まれたものを作ったりして過ごしている。
Twitter:@necobitter
廣瀬元紀
(おぎモトキ)
電機メーカーにてロボット開発に従事する父親エンジニア。重度障害を持つ息子や家族・友人の「できる」「楽しい」を広げる個人製作活動『家族のためのモノづくり』を取組中
Twitter:@ogimotoki
三木啓司
創薬ソリューションプロバイダー勤務。xMedGear株式会社代表取締役社長。医学博士(東京大学)。IBM Champion 2022。プロトアウトスタジオ1期生。
Twitter:@miki_hiroshi_77
ミクミンP
ニコニコ技術部や Twitterで新しいものを次々と試して遊んでいます。2018年からM5Stackの魅力に取りつかれ,デバイスが家の中のあらゆるところで稼働しています。
Twitter:@ksasao
若狹正生
北海道出身。システム開発やイベント企画など幅広く活動。実績に国際デジタルエミー賞ノンフィクション部門ノミネート,映像メディア学会技術振興賞コンテンツ技術賞など。