話題にしてもらう技術
~90.5%の会社が知らないPRのコツ
2022年11月4日紙版発売
2022年10月25日電子版発売
加藤恭子 著
四六判/272ページ
定価1,980円(本体1,800円+税10%)
ISBN 978-4-297-13087-9
書籍の概要
この本の概要
- 「プレスリリースを出したけど反応ゼロ」
- 「お金をかけたのに全然メディアに露出できない」
- 「取材でテレビに出れたけど売上につながらない」
- 「『広報は秘書に兼務してもらおう』で問題に」
- 「『話はうまいほうだから取材は楽勝』のはずが大炎上」
「PRなんてかんたんだ」と思ってませんか?
記者として取材する側,企業の広報PR担当者として取材される側,両方の経験を持つPRのエキスパートが,話題にしてもらうために必要なノウハウを集大成。
- 注目を集める情報の8つの法則
- 話題になるためのPR5つ道具
- 疲弊しないで話題になり続けるための考え方と仕組みづくり
- 1人で抱え込まない体制のつくりかた
- 炎上のリスクとうまくつきあう方法
成果につながる情報の届け方がわかる。
【特別付録】ストーリーでわかるPRの取り組み方
こんな方におすすめ
- 「いいモノを出しているのにどうも話題にならない」と感じている経営者,事業責任者の方
- PRに力を入れていきたいが,何をすればいいかわからない経営者,事業責任者の方
- 「経営者・事業責任者がPRのことを理解してくれていない」と感じている広報・PR担当者の方
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- 著者の一言
- 「うちの会社や製品を知ってもらうには,無料でできるPRがいいね」の落とし穴
- 経営者が情報発信を人任せにしていてはうまくいかない。記者として取材する側、企業の広報PR担当者として取材される側、両方の経験を持つPRのエキスパートが、話題にしてもらうために必要なノウハウを集大成。
目次
はじめに
1章 話題になるためには何が必要?
注目されるかどうかは何で決まるのか
- 「小さい」「つまらない」「上場してない」から話題にならないわけではない
- 情報が注目を集めるための8つの法則
お金をムダ使いしない! 失敗しないで話題になるために知っておきたいこと
- 「PR=無料!」は本当かもしれないけど……
- 取材を受けたらお金を払う? いや,謝礼がもらえる?
- PR初心者は要注意?! お金を払う取材もあるの?
- 全部自社内でやれば,安上がり? いえいえ,大きな損失です
- 完全成功報酬制のPR会社に頼めば,記事が出なければ0円なので損しない?
- PR会社に一度記者会見をお願いすれば,メディアの連絡先が入手できるから得?
2章 話題をどうやって届けるか
話題になるきっかけを作るPR5つ道具とは
- 1つめ:プレスリリース
- 2つめ:メディアピッチ
- 3つめ:記者会見
- 4つめ:ソーシャルメディア
- 5つめ:オウンドメディア
- コラム メディアにとりあげられることだけがPRではない
読んでもらえるプレスリリースの書き方
- 情報を集めて骨子をまとめる
- 目に留まるタイトルを。ただし釣りタイトルは逆効果
- 最初の段落で一番大事な事実「だけ」を書く
- 2つめの段落で「なぜこれが注目に値すべき情報であるか」を伝える
- 3つめの段落で「これは本当に大事な内容だ」とダメ押しする
- 用語解説や細かな説明,会社概要,略歴,問い合わせ先などを付加する
- 全体を俯瞰し,修正する
- 関係者レビューに回し,最終化する
- 型を自分に定着させるために,他社のプレスリリースを参考にする
- プレスリリースの作法
- ネタがなければ切り口を変える
取材を成功させるための段取り
- 取材のメリットと注意点を知っておく
- 絶対に必要なメディアトレーニング
- 取材のために日頃から準備しておく
- 取材趣意書を確認する
- 媒体,過去の執筆記事を確認する
- 取材を受けるか,お断りするかを決める
- 日程調整をする
- 取材にふさわしい場所を確保する
- 当日の質問を事前にもらう
- ブリーフィングノートを作成する
- 取材直前にすべきこと
- コラム さまざまな取材のスタイル
- 取材の最中にすべきこと
- 記者を「誤解なく記事が書ける状態」にして帰す
- 取材後の対応を万全にする
- コラム 取材の仕切りすぎ,メディアに合わせすぎ,どちらもNG
手作りの小さくて地味な記者説明会のやり方
- 少人数で記者説明会を開催するメリットとデメリット
- 記者説明会の流れ
- コラム 自社の掲載された記事をコピーして宣伝用に配っていい?
ソーシャルメディアとオウンドメディアのポイント
- ソーシャルメディアは事前準備と運用ルールづくりが大事
- オウンドメディアは取り組みやすいコンテンツからはじめる
3章 疲弊しないで話題になり続けるには
PRはなぜ失敗するのか
- 3つの失敗から学ぶ
- うまくいっている会社は何をどうしているのか
ゴールから逆算して計画を立て,効果を測定して軌道修正していく
- 逆算とは何か
- 小さい実験的な挑戦も計画に盛り込む
- 目標数字は段階に応じて量から質へ転換する
- 数値化して効果測定する
- コラム PR業界での効果測定の世界標準は「バルセロナ原則3.0」
ラクできるところはラクしよう
- 繰り返し作業を効率化するための枠組み,決まりを作っておこう
- コラム プレスキットのポイント
- 便利な道具に助けてもらおう
- ツールは万能ではない
- コラム 仕組み化,効率化への大きな壁は内製
変化に柔軟に対応してPRしていく
- オンライン会見になったことで問題も出てきた
- 電話や訪問でのメディアピッチが難しくなり,ネットが入口になる
- 社内の動きの収集が難しくなった
4章 1人でPRを抱え込まない体制のつくりかた
PR担当者をどう任命すればいいか
- 有名人を引き抜くだけでは回らない
- 秘書をPR担当に抜擢するのはなぜダメ?
- 超人じゃなくていい。PRは「習得できるスキル」
- PR担当を潰さない4つのポイント
- コラム PR担当の7つの役割
社内だけでは限界,外部の力に上手に頼るには
- 失敗する原因の大半は「ミスマッチ」
- PR会社を選定する時に見るべきポイント
- コラム サービスや料金体系はどう違う? PR会社/コンサルタントの分類
- 何をしたいか,現状はどうなっているのかを資料にまとめる
- 1社に決めるのはなぜいけない?
- PR会社が全力でサポートしてくれる魔法の言葉,結果が出にくくなる最悪の言葉とは
- 万が一うまくいかない場合はどうすればいいのか
5章 話題になりたいけど炎上が怖い! 何をすればいいか
炎上しやすい内容の4つの特徴
- ①昭和,平成初期の時代の「常識」を引きずった発言
- ②性,宗教,民族,障がい,犯罪,政治に関わる内容
- ③常識と照らし合わせて,公平性を欠く内容
- ④会社に都合の悪い情報を隠す行為
炎上リスクはゼロにはできない,ではどうするか
- 炎上は,メディアに出なくても,SNSをやらなくても起きる
- 炎上対応のマニュアルと体制を用意しておく
- 社長がTwitterをやらなくてもいい
- ソーシャルリスニングツールで炎上の兆しを察知する
- 的確な対応が炎上の被害を最小限にする
- コラム これもPRなの? 規制を緩和するPAという大事なアクション
付録 ストーリーでわかるPRの取り組み方
- 右も左もわからない!
- 業界紙とのコネクションを作れ!
- たった5人の記者会見は大失敗?
- 計画シートを作れ,点をつなげ!
- うちの社名がどこにもない!
- 対談取材の落とし穴
- がむしゃら期からの脱却
- 今度は失敗しない! 新聞取材のリベンジ
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