この記事を読むのに必要な時間:およそ 1 分
いまやスマホは生活の必需品となりましたが,意外にもメールやカメラ撮影程度にしか使っていないという人も多いのではないでしょうか? ここでは,スマホでビジネスや日常生活をよりよくするための「ライフハック」について紹介していきます。
「ライフハック」とは?
ライフハックは,『デジタル大辞泉』によると「仕事の質や効率,高い生産性を上げるための工夫や取り組み」と書いてありますが,最近は「仕事を効率よくこなすための方法」や「気分よく生活するためのノウハウ」という意味で使われていることが多いようです。
一昔前のライフハックでは,パソコンを使用したものがメインでしたが,現在ではスマホで十分代用できます。スマホがあれば,いつでもすぐにインターネットで調べることができますし,覚えておきたいことがあればすぐにメモすることができます。ライフハックのポイントである「効率よく」「生産的に」という要素をより強化することができるのです。
たとえば,インターネットで調べ物をしたい場合,Webブラウザを開いてGoogleで検索することが多いかと思いますが,iPhone用アプリの「Seeq+」を使うと検索がより便利になります。具体的には,検索したい用語をサービスやアプリを指定して検索することができるので,今までGoogleで検索して,そこからさらにWikipediaやYahoo!辞書などで検索していたことが1手順で済みます。
「Seeq+」では,キーワードを元に探したいサービスやアプリを指定して検索することができる
また,スマホならではの機能として,アラームの活用があります。アラームを目覚まし代わりにしか使っていない人もいるかもしれませんが,何か決められた仕事をするときに,それを促すためにアラームを設定するといった使い方が考えられます。仕事に限らず,日々の運動や後述するライフログの記録など,習慣化したい予定を実現するためにアラームを活用すると便利です。iPhoneであれば,リマインダーの位置情報を利用して「家に着いたときに通知する」といった設定も可能です。
iPhoneのリマインダーでは,位置情報を利用して特定の場所でアラームを通知することが可能
ライフハックとライフログ
ライフハックについて語られるときに,もう1つよく見かける言葉として「ライフログ」があります。これは,その名の通り「生活の記録」のことで,毎日の生活をなんらかの形で記録することです。たとえば,きれいな風景に出会ったとき,スマホのカメラで撮影し,その写真をSNSにアップする人は増えています。自分のTwitterアカウントを見ると,その日に自分がどこにいて何を思ったのか,すぐに思い出せるでしょう。つまり,それが,ライフログです。
これを拡張して,見た景色,聞いた話,知った情報などを,その都度ライフログとして記録する習慣を身につければ,日々生き生きとしたライフログが構築されていきます。その記録を1年,2年,3年と続けることによって,ライフログは自分に関するビッグデータとして育っていきます。このデータは,やがて訪れる人生の岐路で,きっと役立つことでしょう。
ライフログツールとしてメジャーなのがEvernoteです。文字,写真,音声などあらゆるものをクラウドに保存し,いつでも好きなときに呼び出せるEvernoteは,ライフハックおよびライフログを実践するにはぜひとも必須なツールです。
もちろん,TwitterやFacebookといったSNSもライフログとしては便利です。誰にも見られないように非公開に設定して自分の記録を残しておき,いざというときに検索してすぐ探せるようにしておくと,「前回の車検はいくらかかったっけ…」といったすぐには思い出せないことも一発で探し出すことができます。
弊社から発売されている書籍「スマホで捗るライフハック」では,スマホを活用したライフハックを多数紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。