目次
第1章 ウェブにとって「立地」とは何か?
- 1-1 だれと出会わなければいけないか
- ウェブにも立地がある
- 企業にとってのウェブの意義
- 集客は、多ければ良いというものではない
- だれを何人呼ぶのが適切か
- 顧客が解決策を求めてさまよう大通りに立地する
- ウェブの専門家は、製品の専門家ではない
- 成功体験がないからウェブへの期待値は低いまま
- 1-2 専門家を連れてくる前にすべきこと
- 制作会社の作るスケジュールでは絶対にうまくいかない
- 素人が仕事をするには、手順書が必要
- 初めての人でも飲食店開業の手順は理解できる
- ウェブでも、事前に立地を調べることが不可欠
第2章 ウェブの立地と商圏
- 2-1 ウェブ立地に必要な因子とは何か
- 「立地」と「商圏」の定義
- リスティング広告やSEOで多く起こる「すれ違い」
- リスティング広告ではカバーできないこと
- 商圏調査は自分で行う
- ウェブではベテランの勘に頼ることができない
- 立地選定の「因子」分析
- ウェブの動線とは
- 動線の効果についての検証
- 要因の貢献度と必要な目標獲得量から、サイトを計画できる
- 集客チャネルの主動線「TG(交通発生源)」をとらえる
- コストをかけなくても情報は集められる
- 対象者の関心に寄り添う「情報発信カレンダー」を作る
- 商圏をつかんだら、競合分析をスタート
- あと付け集客ではうまくいかない
- 2-2 立地論の歴史から学ぶ「お客様との距離を乗り越える魅力度」
- 辞書的な定義としての「立地」
- 距離が利益に影響するチューネンの農業立地論
- 三角形で最適化するウェーバーの工業立地論
- 中心地を商圏が取り巻くクリスタラーの中心地理論
- 立地から競争優位を導くポーター
- 距離で集客シェアを計算するハフモデル
- イメージしやすさを分解したリンチ「都市のイメージ」
- ウェブの鉄則的配置と魅力度
- お客様の動線を把握する
- ほかの「売り場」が見えることで魅力が増えていく
- 2-3 ウェブにおける立地と商圏、競合のとらえ方
- トップにかっこいい写真を掲載しても企業の発信にはならない2つの理由
- ウェブの商圏
- ウェブの立地
- ウェブの競合
- ウェブのTG(交通発生源)
- ウェブ立地の構造
- 商圏との間に敷く「道」
- ウェブ立地とサイトの価値向上
第3章 立地に基づく基本構想と事業計画の進め方
- 3-1 どんなサイトにするか、「基本構想」を考える
- 企業にとってウェブとは何をするものだったか
- だれに来てほしいのか、ウェブ担当者は意外に知らない
- ヒアリングして全部門の対象者をリストアップ
- ヒアリングシートを作って部署を回る
- 対象者をさらに細分化する
- ヒアリングからExcelファイルへのまとめ
- それぞれの対象者の数を記入する
- 対象者に何をさせるか、目標を決める
- 社内に伝えるための「文章化」
- 3-2 サイトからの利益を見積もる「事業計画」
- 新規契約数と単価で「売上価値」を算出する
- 制作会社の見積りも売上価値から判断する
- 売上価値以外のウェブの価値とは
第4章 ウェブ立地とサイト構造
- 4-1 ウェブ立地に成果をもたらすための要件
- 対象者は課題の解決方法を探している
- 看板を出すだけではない立地の要素
- 訪問者の7割が自社のことを知らない
- 対象者が1ページで帰らないサイトには何がある?
- 4-2 顧客の役に立つ「コンテンツ」を作る
- コンテンツとはなにか
- 人の目に留まるコンテンツとは
- サイト構造に落とし込む
第5章 立地調査の進め方
- 5-1 自分の手で「概略調査」を始める
- まずは自社の業種から調査を開始
- 他社サイトを見るときに大切なパーツ
- 5-2 キーワードを使った立地調査
- キーワードプランナーの使い方
- Ubersuggestの使い方
- ソーシャルメディアの情報探索
- キーワード調査結果と立地
第6章 ウェブ立地に不可欠なサイト構成
- 6-1 サイトはたくさんのページが上下関係をもってできている
- 自社サイトの「ページ数」を把握していますか?
- ページ数はウェブ立地に重要な要素
- サイト構成の基礎知識
- サイト構成表はウェブ管理、評価に欠かせない道具
- 6-2 サイト構成表の作成方法
- (1)制作会社にもらう
- (2)ゼロから作成する
- (3)Googleアナリティクスから簡易的に作成する
- サイト構成表をもっと使いやすく加工する
- サイト構成表のメンテナンス
- 6-3 サイト構成表を利用する
- サイト構成表にアクセス数値を入れればすべてわかる
- Googleアナリティクスからデータを取り込む
- Googleアナリティクスから取り込むデータの意味
- 現状サイトの効果と状況を分析する
第7章 ウェブ設計とコンテンツ作成
- 7-1 ウェブ設計の進め方
- 今のサイトにコンテンツを追加してみる
- サイト構造には2つの流れがある
- 成長を見越したウェブサイトのフォルダー構造
- ゼロから考えるリニューアルサイト構成
- 対象者が求める情報と製品特長の重なり合い
- 立地から目標への流れをフォルダー構造に整理する
- リニューアルサイト構成表の完成
- 7-2 コンテンツ作成のための原稿執筆法
- ウェブの記事に「上手な文章」など必要ない
- 原稿作成の手分けの仕方
- ウェブの文章は「サビあたま」
- 適切な文章の長さ
- ウェブの文章にはどんなパーツがあるか?
第8章 サイト評価と改善
- 8-1 評価のポイントを決める
- リニューアルはスタートライン
- ウェブ立地サイトのためのいちばん簡単な評価方法
- Googleアナリティクスが難しいと考える人が多い理由
- 8-2 評価と改善の実務
- ページ遷移についてのビフォーアフター分析方法
- Googleタグマネージャーでアナリティクスを導入する
- サイト構成表でチェックポイントを決めておく
- 目標ページへの誘導力を一括評価する
- 一度にたくさんのページを改定する
- 8-3 集客施策とサイト評価
- 現在の集客力を確認する
- グラフ化して全体の傾向を把握する
- 集客シェアを全ページで計算する
- サイト全体を俯瞰して集客イメージをもつ
- 8-4 有効な集客を増やす
- 目標を登録する
- 目標管理ファイルを用意する
- 目標画面の使い方
- お問い合わせへの到達とページを結び付ける
- セグメントを自分で設定して調べる
- セグメントを使わず、集客→目標到達の効果を見る方法
- 8-5 ページは最後まで読まれているのか
- あまりにもブレが大きい「平均ページ滞在時間」
- 全ページの読み込みを調べる「スクロール深度」
- 「精読率」でサイトの評価を行う
- 8-6 「閲覧価値」の成長でウェブ担当者の評価は決まる
- ウェブサイトの価値を金額換算で評価する
- 行動価値の算定
- 売上価値の算定
- 閲覧価値の算定
- サイト価値の変化を評価する
- サイト構成表に評価データを集合させる