レポート

「新春座談会 このコンピュータ書がすごい! 2018年版 ——2017年に出たコンピュータ書ならこれを読め!——」開催報告

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1月13日,ジュンク堂書店池袋本店にて新春座談会 このコンピュータ書がすごい! 2018年版 —⁠—2017年に出たコンピュータ書ならこれを読め!—⁠—が開催されました。このイベントの模様を写真を中心にレポートします。

本イベントは,昨年2017年にジュンク堂書店池袋本店で販売された書籍の中から注目したい作品を,読者側代表の高橋征義さん(達人出版会,日本Rubyの会)が,コンピュータ書を刊行している出版社で活躍する編集者らと紹介し倒すという企画です。今年出演の編集者はこれまで同様,稲尾尚徳さん(技術評論社)⁠,杉山聡さん(SBクリエイティブ)⁠,村田純一さん(ビー・エヌ・エヌ新社)⁠,森田尚さん(ビー・エヌ・エヌ新社)⁠⁠,矢野耕次さん(オライリー・ジャパン)です。

左から矢野さん,森田さん,村田さん,高橋さん,杉山さん,稲尾さん。写真の書籍は『Clean Code アジャイルソフトウェア達人の技』(KADOKAWA)

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2017年の年間ランキング

最初に,ジュンク堂書店池袋本店におけるコンピュータ書の販売冊数をもとにした,2017年の年間ランキングを紹介しました。なお,ランキングからは年賀状素材集,雑誌,ムック,資格試験書は除外されています(月刊ランキングでも同じ)⁠

1位 ゼロから作るDeep Learning(2016年9月刊行,オライリー・ジャパン)
2位 Excel最強の教科書 完全版(2017年1月刊行,SBクリエイティブ)
3位 スッキリわかるJava入門 第2版(2014年8月刊行,インプレス)
4位 リーダブルコード(2012年6月刊行,オライリー・ジャパン)
5位 退屈なことはPythonにやらせよう(2017年6月刊行,オライリー・ジャパン)
6位 人工知能は人間を超えるか(2015年3月刊行,KADOKAWA)
7位 たった1日で即戦力になるExcelの教科書(2014年10月刊行,技術評論社)
8位 入門Python3(2015年11月刊行,オライリー・ジャパン)
9位 スッキリわかるSQL入門(2013年4月刊行,インプレス)
10位 実践力を身につけるPythonの教科書(2016年10月刊行,マイナビ出版)
11位 Pythonによるスクレイピング&機械学習〈開発テクニック〉(2016年11月刊行,ソシム)
12位 スカルプターのための美術解剖学(2016年11月刊行,ボーンデジタル)
13位 詳解ディープラーニング(2017年5月刊行,マイナビ出版)
14位 プログラミング入門講座(2016年9月刊行,SBクリエイティブ)
15位 ディープラーニングがわかる数学入門(2017年3月刊行,技術評論社)
16位 JavaScript本格入門 改訂新版(2016年9月刊行,技術評論社)
17位 あたらしい人工知能の教科書(2016年12月刊行,翔泳社)
18位 いちばんやさしいWordPressの教本 第3版(2017年2月刊行,インプレス)
19位 みんなのPython 第4版(2016年12月刊行,SBクリエイティブ)
20位 9プリンシプルズ(2017年7月刊行,早川書房)

2017年,年間ランキングの書籍。また今回の会場では,先行販売の書籍として『プログラマの数学 第2版』⁠SBクリエイティブ)⁠『仕事ではじめる機械学習』(オライリー・ジャパン)⁠『プログラマーとお仕事をするということ』(翔泳社)も置かれていました。

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年間ランキング1位のゼロから作るDeep Learning⁠オライリー・ジャパン)を紹介する矢野さん

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過去10年の年間ランキング

今回はイベントが10回目(つまり10年目)でもあります。特別に過去の年間ランキングを簡単に振り返りました。この記事では各年の1位になった書籍を掲載します。

2008年 Googleを支える技術(2008年3月刊行,技術評論社)
2009年 iPhone情報整理術(2009年10月刊行,技術評論社)
2010年 Webを支える技術(2010年4月刊行,技術評論社)
2011年 アジャイルサムライ-達人開発者への道(2011年7月刊行,オーム社)
2012年 リーダブルコード(2012年6月刊行,オライリー・ジャパン)
2013年 リーダブルコード(2012年6月刊行,オライリー・ジャパン)
2014年 リーダブルコード(2012年6月刊行,オライリー・ジャパン)
2015年 たった1日で即戦力になるExcelの教科書(2014年10月刊行,技術評論社)
2016年 人工知能は人間を超えるか(2015年3月刊行,KADOKAWA)
2017年 ゼロから作るDeep Learning(2016年9月刊行,オライリー・ジャパン)

高橋さんがお勧めする2017年刊行書籍の2冊

次に,2017年刊行された書籍のうち,高橋さんがお勧めしたい書籍として『Androidを支える技術』の2冊を取り上げました。著者の有野和真氏からのコメントも届き,あわせて紹介しました。

『Androidを支える技術』の書籍内容を説明するために用意されたフリップ。しかしイベントでは簡単に紹介するのみにとどまりました。ここに掲載しておきます

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2017年の特徴

また,2017年に刊行された書籍のうち,2017年の話題であり,数多く刊行された書籍ジャンルとして「Python」⁠機械学習・人工知能」⁠ブロックチェーン」を挙げ,各ジャンルの書籍を紹介しました。

数多く刊行されたPythonに関する書籍。写真はいちばんやさしいPythonの教本⁠インプレス)⁠『詳細! Python 3 入門ノート』(ソーテック社)⁠ 『スラスラわかるPython』(翔泳社)⁠『Pythonエンジニア ファーストブック』(技術評論社)

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データ分析環境のためJupyter Notebookの使い方を解説した『PythonユーザのためのJupyter[実践]入門』(技術評論社)

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講談社の機械学習を解説したシリーズに入門者向けのシリーズも加わりました。写真は『ベイズ推論による機械学習入門』『これならわかる深層学習入門』『画像認識』『音声認識』『統計的因果探索』

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機械学習を学ぶためには数学の知識が必要になります。そういった数学を説明する書籍も刊行されました。 写真はやさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん⁠マイナビ出版)⁠『算数でわかるPythonプログラミング』(オーム社)⁠『ディープラーニングがわかる数学入門』(技術評論社)

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自然言語処理に関する書籍も複数刊行されました。写真は『語学学習支援のための言語処理』(コロナ社)

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読みもの風の書籍も刊行されています。写真は『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』(朝日出版社)

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スマートスピーカーに関する書籍も刊行され始めました。写真は『AIアシスタントのコア・コンセプト』(ビー・エヌ・エヌ新社)

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昨年に引き続き話題のブロックチェーンに関する書籍も刊行されました。写真は『ブロックチェーン技術入門』(森北出版)

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