膨大な情報の管理・保護に不可欠なストレージソリューションを展示

企業の財産であるデータ保護の必要性はいぜん高まっており，ストレージ技術にはますます注目が集まっています。今年のデータストレージEXPOでは，ネットワークストレージや運用ソフトなどの一般ブースとは別に，「⁠仮想化フェア」を新設します。同フェアは，増大するサーバ・ストレージの運用／管理コストを縮減するための手段として注目を集めている「仮想化技 術」に光をあてたもので「運用コストの低減を図るため，ストレージの仮想化を行いたい」「⁠ストレージを含めたサーバ全体の仮想化について相談したい」といったニーズに応えた展示内容になっています。

また，データ消去やシステムトラブルや天災時などのデータ復旧のための製品・サービスを対象にした「データ 消去・復旧ゾーン」も特設されています。個人情報保護法の施行により，PC やサーバを廃棄する際の完全なデータ消去を求められる中，同ゾーンでは物理的／ソフトウェア的にデータを完全に抹消する製品／サービスを取り扱う会社が多数出展する予定です。

先進事例，最新動向が分かる全13セッション

基調講演では，米国ストレージユーザ協会であるストレージ・ネットワーキング・インダストリ・アソシエーション会長ヴィンセント フランチェスキーニ氏が「ストレージ業界の新たな挑戦」と題し，米国でのストレージ潮流と今後の展望を講演します。事例紹介セッションではＪＡ全農，東北電力などによる，災害対策や遠隔バックアップなどのテーマについて，同社がどのような課題を抱え，それに向けていかなる解決策を講じたのか，現場の責任者が生々しい苦労話を含めてストレージ戦略を語ります。それ以外にも「今更聞けないバックアップ入門」「⁠仮想化最新動向」などが設けられています。

また，京都議定書の温室効果ガス排出量6％削減に向け，その推進に経産省が国家予算48 億を投じる「グリーンIT」の特別講演も行われます。

［DSE］第10回　データストレージEXPO

URL：http://www.dse-expo.jp/