知りたい!サイエンスシリーズ生と死を握るミトコンドリアの謎
--健康と長寿を支配するミクロな器官--

[表紙]生と死を握るミトコンドリアの謎 --健康と長寿を支配するミクロな器官--

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四六判/256ページ

定価1,738円(本体1,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-5237-0

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この本の概要

人間の細胞にはミトコンドリアという小さな器官があります。これは生きていくうえで欠かせない,酸素を燃やしてエネルギーを作り出す大切な器官です。そればかりでなくミトコンドリアは緊急時に細胞死の引き金を引いたり,細胞内にいろいろな指令を出すなど,健康と長寿の陰の立役者として重要な役割を担っていることが分かってきました。また生物や人類の進化を巡ってはミトコンドリアについて様々な論議が起こったことは記憶に新しいでしょう。本書はそのようなミトコンドリアの不思議な振る舞いを分かりやすく解説します。

こんな方におすすめ

  • 分子生物学に興味がある人
  • 自分の健康や代謝に興味がある人
  • 人体の仕組みに興味がある人

著者プロフィール

米川博通

1946年,三重県生まれ。東京教育大学理学部動物学科卒業。同大学院修了。理学博士。日本学術振興会奨励研究員を経て,1975年埼玉県立がんセンター研究所に奉職。1986年ハワードヒュース医学研究所(ダラス市)に客員研究員として留学。1988年?東京都臨床医学総合研究所実験動物研究部門室長。同部長を経て1999年同研究所副所長。2010年?東京都医学研究所基盤技術研究センター兼知的財産活用センター・センター長。現在同研究所客員研究員。専門はマウス遺伝学,実験動物学。日本実験動物学会/安東田嶋賞受賞。筑波大学,新潟大学,国立遺伝学研究所,首都大学東京客員教授などを歴任。著書に「マウスラボマニュアル」(初版,第II版/執筆・責任編集),「モデル動物の作製と維持」「疾患モデルの作製と利用」(執筆・編集)など。