Wordで作ったWordの本シリーズ疑問解消! しくみからよくわかるWord再入門
[Word2013/2010/2007対応]
[Word2013/
2013年9月13日紙版発売
2013年10月8日電子版発売
西上原裕明 著
A5判/224ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-5972-0
書籍の概要
この本の概要
「いつまで経ってもWordがよくわからない」そんなWordユーザーにおくる「再入門書」です。入門書を一通り読んでいざ文書を作ろうとして,つまずいてしまった方は多いのでは。なぜなら多くの入門書は標準的な手順解説に留まっているからです。「なぜそうするのか」という理由を省いて手順だけ覚えても,実際の場面では応用が利きません。本書ではWordが本当に使えるようになるための「肝心なこと」をWordのしくみを通じて詳細に解説していきます。「理解のツボどころ」がわかれば,Wordの「はてな?」がきっと解消されることでしょう。
こんな方におすすめ
- いつまで経ってもWordがよくわからない方に
- 基本操作は理解したはずなのに,つまずいてしまう方に
- Word嫌いの方にも
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- しくみを通じて「はてな?」を解消
- 皆さーん,仕事で家庭で,今日もサクサクWordを使ってますか? 私は先日,Wordでうまくいかないんだけど……と友人から相談を受けました。
目次
Part0 Word再入門 ~Wordには正しい付き合い方がある
0-1 よく見かけるWordの「誤った」使い方
- 買ったWordをそのまま使っていませんか?
- 用紙や余白の設定を後回しにしていませんか?
- わざわざ1行の文字数を設定していませんか?
- 文字の位置をスペースで揃えていませんか?
- 箇条書きのインデントをルーラーで調整していませんか?
- 似たような書式設定を何度も繰り返していませんか?
- 罫線飾りにオートシェイプを使っていませんか?
- 表の整形に苦労していませんか?
- 図や写真の位置決めに苦労していませんか?
- 使っているWordのバージョンを知っていますか?
0-2 最初に変えたいWordのオプション
- 文字の書式が勝手に変わる「入力オートフォーマット」
- Column 一括オートフォーマット
- 誤った綴りを自動訂正する「オートコレクト」
- タブ文字や図の連結先を表す「編集記号」表示オプション
- 単語・段落のドラッグ選択を助けるオプション
Part1 文書を「場当たり式」で作っていませんか? ~Wordには正しい手順と方法がある
1-1 文書作りは「ページ設定から」が基本
- ページ設定のあと回しはトラブルのもと
- 最初の作業はプリンターの選択
- 行数と文字数は基本フォントサイズで決まる
- [ページ設定]ダイアログボックスでの正しい設定手順
- [用紙]タブの内容はプリンターで決まる
- [余白]タブは下→上の順に設定
- [行数だけを指定する]オプションが標準
- 行数優先,行送りなりゆきがお勧め
- ページ書式は「セクション」の書式
1-2 ヘッダー・フッターはオプションとセクションがポイント
- ヘッダー・フッターの位置はページ端からの距離で決まる
- ページ番号の振り分けには「奇数/偶数ページ別指定」を使う
- ヘッダー・フッターはセクションごとに設定できる
- ページ番号はセクションごとに起番できる
- ヘッダー・フッターの書式統一は専用の段落スタイルで
- ヘッダー・フッター内の文字揃えには「タブ」を使う
- Column ヘッダー・フッターの文書パーツ
Part2 Wordの「段落」を理解していますか? ~すべての基本は段落にあり
2-1 段落の書式を見直してみよう
- Word文書の基本書式は段落単位で決まる
- 段落か文字か~範囲選択は「段落記号」がポイント
2-2 段落の位置は「段落配置」と「インデント」で決める
- 本文は「両端揃え」が基本
- 段落の折り返し位置はインデントで調整
- Column スペース文字による行端調整は最悪の方法
- 段落先頭の字下げ……スペースとインデントは一長一短
- Column 使用単位のオプションとルーラーの目盛り
- Column インデントマーカーを自由にドラッグする方法
- 段落内の文字位置はタブ文字で揃える
- Column 「縦棒タブ」の使いみち
2-3 段落の行高は段落のオプションで決まる
- Wordの「行送り」「行間」は「行高」の誤り
- 段落の行高はページ設定と段落のオプションで決まる
- 「行間」は「行高」で調整する
- Column 同じ書式設定をショートカットキーで繰り返す
- Column 設定済みの書式を別の場所にコピーする
- Column 直前の段落の書式をコピーする
2-4 箇条書きのインデントは記号・番号と一体
- 箇条書きのツボは記号・番号と「ぶら下げインデント」
- 箇条書きと通常の段落ではインデントの扱いが異なる
- 箇条書きの連番はショートカットメニューで処理
- [リスト段落]スタイルを適用しても箇条書きにはならない
2-5 段落飾りは段落罫線と網かけで処理
- 「段落罫線」と段落の「網かけ」は段落書式の一種
- 線種や線の色はダイアログボックスで設定する
- 段落罫線の幅はインデントとオプションで決まる
- 上下の段落罫線を付けると段落の高さが変わる
- 網かけは背景色と網パターンの組み合わせ
- 段落の網かけの幅と高さは段落罫線で調整できる
Part3 「段落スタイル」を避けていませんか?~段落スタイルはWordのかなめ
3-1 文字書式・段落書式の基本は段落スタイル
- 段落の書式は段落スタイルで決まる
- 「書式の解除」とは段落スタイルの書式に戻すこと
3-2 スタイル操作の基本は適用・変更・作成・削除
- 最初に知りたい[スタイル]ウィンドウのオプション
- スタイルを適用する3つの方法
- 既存のスタイルをアレンジして利用する
- Column 「見出しのフォント」「本文のフォント」
- Column 変えておきたい和文フォントの適用オプション
- スタイルの変更がわかればスタイル作成は簡単
- 文書に保存されているスタイルを削除する
- Column 類似書式の一括選択
3-3 標準・箇条書き・見出し~主要スタイルの書式ポイント
- [標準]スタイルはすべての基準
- 箇条書きを段落スタイルで処理する
- [見出し]スタイルを活用する
Part4 表も「場当たり式」で作っていませんか? ~仕様がわかれば手順がわかる
4-1 表の整形はオプションと段落書式がポイント
- 列幅の調整はドラッグとオプションがポイント
- 表の行高は中身とオプションで決まる
- サイズハンドルで表全体のサイズを調整する
- 複雑な表は「セルの結合」と「セルの分割」で処理
- セル内の文字位置はオプションと段落配置で決まる
- Column 表のページ別れを防ぐ方法
4-2 表の体裁は「表スタイル」が基本
- 表の罫線と網かけは「表スタイル」が基本
- 表スタイルを加工・作成する
- Word2010/2007
4-3 表の位置決めは本文との関係がポイント
- 段落間の表の位置は配置オプションと表のインデントで決める
- 本文横の表の位置は「直前の段落」に注意
Part5 図の位置決めにイライラしていませんか? ~意外に単純,位置決めの理屈
5-1 図のレイアウトは段落と配置形式がポイント
- 図は段落の付属物
- 行内配置←→浮動配置に変更する
- Column 写真挿入時の配置形式を決めるオプション
5-2 図の位置決めは配置基準がポイント
- 図の位置は「配置基準」で決まる
- 図のページ移動を避けるには「連結先」の固定が効果的
Part6 テンプレートは「もらい物」と思っていませんか? ~自分で作ればもっと便利
6-1 知っておきたい文書とテンプレートの関係
- すべての文書はテンプレートから作られる
- テンプレートを使って文書のスタイルを統一する
6-2 独自のテンプレートを作ってみる
- テンプレート作成はとても簡単
- テンプレートは保存場所がポイント
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