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2007年9月29日(土)~30日(日)の2日間,大阪でProject Facilitation Project関西ワークショップ #10が開催されました。
関西での記念すべき第10回ワークショップということで,初めて2日間に渡る合宿形式となりました。50名近くの方々が参加され,また半分以上の参加者が初参加という予想外の大盛況になりました。
1日目のワークショップの様子
1日目のオープニングは,松本潤二氏のアイスブレークで幕を開けました。初参加者が多く,少し重い空気の中でのスタートでしたが,あらかじめ配っておいた白紙の名札を2人1組のペアで交換し,相手の名前やマイブーム等を相手の名札に書いてあげます。氷が溶けるまでは一瞬でした。次の瞬間には,参加者同士で,名札を使った自己紹介大会が盛大に始まりました。
アイスブレークの後は,A会場とB会場の2つに分かれてセッションが開催されました。
A会場では,国際ファシリテーション協会理事の本間直人氏のセッションが行われ,無視する相手に対して一方的に話をしたり,一方的に相手の想いを決め付けて話をするなど,日常にありがちなシチュエーションから,コミュニケーションの大切さを示し,対話によって,お互いの認識をすり合わせていくことことが大切と語られました。
B会場では,「プロジェクトファシリテーション入門」のタイトルですだち師匠によるセッションが行われました。
すだち師匠によるセッション中のワンシーン
「プロジェクトファシリテーションとは何か?」から始まり,5つの価値や原則について説明されました。しかし,大切なことは,そのまま自分たちのプロジェクトに適用するのではなく,自分たちなりに工夫することだそうです。
2日目のワークショップの様子
A会場は,太田憲治氏によるセッションで,テーマはGTD+Rです。GTD(Getting Things Done)という仕事をやり遂げるための技術を「RHODIA」というメモ帳を使って,やらないといけないことを見える化します。このRHODIAは,1枚ずつ切り離せる点が優れもので,1枚のメモを1つのタスクとして,TODAY,WEEK,MONTH等のポケットで管理しますが,あまり完璧を求めず,続けることが大切と話されました。
B会場では,西丈善氏による「PFによるチーム作りの手法」のセッションです。破いた紙片をいかに短時間で元に戻すかといったテーマで,実際にチームに分かれてPF技術を活用した場合と活用しなかった場合をそれぞれ体験し,その違いを実感できるすばらしいセッションでした。
ふりかえりでは,遠方から来られた参加者の中には,合宿のほうが参加しやすいといった意見や,次回開催を希望する声も多く,参加された方,スタッフとも得るものの多いワークショップとなりました。
夜の宴会では次々と暑いライトニングトークスが繰り広げられました。
- Project Facilitation Project公式Webページ
- http://ProjectFacilitationProject.go2.jp/wiki/