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三菱マテリアル,「L2Connect」技術を提供

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三菱マテリアル㈱は2007年9月12日に,同社の「L2Connect」技術が,ソフトバンクテレコムのエントリー型VPNサービスの「ULTINA Managed Ether」に採用されたと発表した。

三菱マテリアルのL2Connectは,ソフトウェアVPNで脚光を浴びているソフトウェアによるオーバーレイネットワーク(OLN)技術。社内拠点のネットワーク/リモートアクセスVPNや,SaaSも視野に入れたセキュリティプラットフォームとしての利用,またユーザ認証や暗号化処理を実装などネットワーク関連の開発にかかるコストの低減など,さまざまな用途が考えられており,一方で既存技術との整合性を重視し,既存システムとの親和性の高さも特徴として挙げられる。

ソフトバンクテレコムのULTINA Managed Etherは,種種あるVPNサービスのなかでも,ブロードバンド向けで,1拠点あたり3,000円という価格のほか,レイヤ2/3に対応する点が特徴的である。

今回の技術採用にあたっては,以下の3つの理由が紹介されている。

  1. 中央通信拠点での収容率を改善
  2. 拠点コスト削減のための機器組み込みを改善
  3. 既存VPNサービスとの連携によるトータルコスト削減

企業の通信基盤として不可欠になっているVPNサービスだが,なかでも今回のULTINA Managed EtherへのL2Connectの技術採用は,サービスの信頼性および安定性の向上につながっているという発表もあり,より多くの国内企業による導入可能性が高まった点からも注目される。

ニュースリリース
http://www.mmc.co.jp/japanese/news/2007/news20070912.html
三菱マテリアル
http://www.mmc.co.jp/
L2Connect
http://www.kisp.jp/l2c/