河西メソッド:C言語プログラム学習の方程式
2007年1月11日紙版発売
河西朝雄 著
A5判/472ページ
定価3,608円(本体3,280円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3011-8
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書籍の概要
この本の概要
C言語の実践的入門書。例題中心でプログラムを書く経験を積み上げていく方式。実際にプログラムを書くには,基本的なテクニックも必要である。
本書ではそうした実際的な知識も豊富に盛り込んで,使えるプログラマーになるための第一ステップとなる教科書を目指した。
こんな方におすすめ
- C言語を学び始めた人
- 情報系学生
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- 河西メソッドとは何か?
- あまたあるC言語入門書は,そのほとんどが言語仕様にそって,文法を解説していくものであった。多くの人たちがいつまでたってもプログラムが書けない原因がここにあったといえるのだ。
目次
1章 数値データの操作
- [この章で必要な基礎知識]
- 1.変数と定数
- 2.データ型
- 3.変数の宣言
- 4.宣言時の初期化
- 5.データの演算
- 6.演算の優先順位
- 7.プログラムで使う進数
- 8.結果の出力
- 1-1 データの代入
- 1-2 データの交換と作業用変数
- 1-3 3変数の交換
- 1-4 加減乗除演算
- 1-5 整数除算
- 1-6 整数剰余演算
- 1-7 符号演算と符号反転
- 1-8 データの型変換
- 1-9 データの加工
- 1-10 進数変換
- 章末問題
2章 基本流れ制御構造によるデータ処理
- [この章で必要な基礎知識]
- 1.二方向分岐(if else文)
- 2.関係演算子と論理演算子
- 3.ifのネスト
- 4.所定回反復(for文)
- 5.1次元配列
- 2-1 大小比較
- 2-2 イコールの行方
- 2-3 正か負か
- 2-4 範囲を調べる
- 2-5 3変数の最大値
- 2-6 隣接項の比較と交換
- 2-7 3変数のソート
- 2-8 論理の簡略化
- 2-9 ド・モルガンの定理
- 2-10 for文のトレース
- 2-11 カウントアップ型とカウントダウン型
- 2-12 とびとびの反復
- 2-13 剰余の利用
- 2-14 配列とfor文
- 2-15 境界条件
- 2-16 マジック・ナンバーの除去と一般化
- 2-17 配列データから条件に合うものを探す
- 2-18 N個のデータの最大値を求める
- 2-19 forの多重ループ
- 2-20 ループ変数を使って式を作る
- 2-21 くり返し回数のループ変数依存
- 章末問題
3章 流れ制御構造の使い分け方
- [この章で必要な基礎知識]
- 1.複数方向分岐
- 2.反復構造の種類
- 3.ループ外脱出
- 3-1 BMI(肥満度)の判定
- 3-2 干支を調べる
- 3-3 while文のトレース
- 3-4 夢の積み立て方法
- 3-5 終りの印
- 3-6 do whileのトレース
- 3-7 ユークリッドの互除法
- 3-8 ループ外脱出
- 3-9 状態フラグ
- 3-10 テイラー展開
- 3-11 トグル動作
- 章末問題
4章 配列データの操作
- [この章で必要な基礎知識]
- 1.添字とループ変数
- 2.配列データの宣言時の初期化
- .基底要素0
- 4.マジック・ナンバーの排除
- 4-1 配列項の操作
- 4-2 配列データのコピー
- 4-3 配列データの移動(シフト)
- 4-4 配列データのローテイト
- 4-5 配列データの削除
- 4-6 配列データの挿入
- 4-7 配列項の交換
- 4-8 配列データの置換
- 4-9 逐次検索と番兵
- 4-10 対角要素「1」の2次元配列
- 4-11 行,列の合計を求める
- 4-12 列要素,行要素の交換
- 4-13 行列の乗算
- 4-14 配列データの順位付け
- 4-15 写像
- 4-16 ソート
- 4-17 配列の添字に配列を指定
- 4-18 ポインタのソート
- 4-19 配列データの併合(マージ)
- 章末問題
5章 手続き(関数)による一般化
- [この章で必要な基礎知識]
- 1.メイン・ルーチンとサブ・ルーチン
- 2.手続きの定義と呼び出し
- 3.手続きにデータを渡す構造
- 4.手続きの呼び出しと戻り値
- 5.複数の値を返す構造
- 6.配列データを渡す構造
- 7.ポインタ
- 8.関数プロトタイプ宣言
- 9.標準ライブラリ
- 5-1 大きい方の値を返す関数
- 5-2 一つの出口と二つの出口
- 5-3 数式を関数化する
- 5-4 テイラー展開式を関数化する
- 5-5 図形を描く関数
- 5-6 配列データの合計を求める関数
- 5-7 配列データの各種操作を行う関数
- 5-8 配列データをソートする関数
- 5-9 2変数を交換する関数
- 5-10 配列データの最大と最小の2つを求める関数
- 5-11 2次元配列引数の列依存
- 5-12 ライブラリ関数とユーザー定義関数
- 章末問題
6章 非数値データの操作
- [この章で必要な基礎知識]
- 1.文字と文字コード
- 2.文字の加算,減産
- 3.文字データの所定回反復
- 4.charとint
- 5.文字型と文字列型
- 6.ASCIIZ文字列
- 7.ポインタと文字列
- 8.文字列の大小比較
- 9.文字列の連結
- 10.論理型
- 6-1 文字とASCIIコードの対応表
- 6-2 文字検査関数
- 6-3 文字変換関数
- 6-4 シーザー暗号
- 6-5 文字列版暗号
- 6-6 花文字を表示する関数
- 6-7 文字の出現頻度
- 6-8 相性占い
- 6-9 名前のソート
- 6-10 論理回路
- 章末問題
7章 乱数の利用
- [この章で必要な基礎知識]
- 1.乱数
- 2.乱数の種
- 3.対話的にデータを入力する方法
- 7-1 乱数の出現頻度
- 7-2 サイコロの目の和
- 7-3 マス目の移動
- 7-4 ランダムな順列
- 7-5 2組のランダムな順列
- 7-6 英単語ドリル
- 7-7 モンテカルロ法
- 章末問題
8章 データ構造
- [この章で必要な基礎知識]
- 1.構造体
- 2.データ構造
- 8-1 スタック
- 8-2 リスト
- 8-3 リストへの挿入
- 8-4 リストから削除
- 8-5 自己再編成探索
- 8-6 二分木
- 8-7 決定木
- 8-8 二分探索木のサーチ
- 8-9 二分探索木の作成
- 章末問題
9章 再帰という魔法
- [この章で必要な基礎知識]
- 1.再帰とは
- 2.再帰的手続きと再帰呼び出し
- 3.データ構造と再帰
- 4.スコープ
- 9-1 階乗の再帰解
- 9-2 フィボナッチ数列
- 9-3 漸化式の再帰解と非再帰解
- 9-4 ハノイの塔
- 9-5 迷路の訪問
- 9-6 迷路の探索
- 9-7 木のトラバーサル
- 章末問題
10章 プログラム的思考
- 10-1 ソート技法の種類
- 10-2 基本挿入法
- 10-3 改良挿入法(シェル・ソート)
- 10-4 改良交換法(クイック・ソート)
- 10-5 ヒープの作成
- 10-6 改良選択法(ヒープ・ソート)
11章 勝利の方程式
- 11-1 プログラムの読み書き
- 11-2 プログラム的一般化
- 11-3 データ操作
- 11-4 制御構造の使い分け
- 11-5 プログラミング技法
- 11-6 プログラムの落とし穴
- 11-7 データ構造とアルゴリズム
- 11-8 プログラム・スキルを上げるには
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