もう迷わない! Wordのしくみと落とし穴 2007対応
2008年10月3日紙版発売
西上原裕明 著
B5変形判/240ページ
定価2,068円(本体1,880円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3643-1
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書籍の概要
この本の概要
Wordは日本人にはわかりにくいソフトです。思い通りに文書を作るには「段落」の考え方をはじめとしたさまざまな「(外国生まれの)Wordの考え方のハードル」を乗り越えなければいけません。本書ではWordの「わかりにくい」ツボ所を押さえ,「こういう仕組みになっているから,こうすればよい」「こう操作すれば迷わない」とアドバイスします。「どのように考えればよいか」がスッキリわかって,「Wordの壁」が越えられます。いままでなかった切り口の「読ませる」解説書で,Wordがよくわからない,使いこなせないとお悩みの方に最適です。
こんな方におすすめ
- Wordがよくわからない,使いこなせないと悩んでいる初級者~中級者
- Word2007になって,操作にとまどっている旧バージョンユーザー
目次
Part0 Wordって何? ~最初に知っておきたいこと
0-1 Wordを理解する3つのポイント
- Wordでできることは?
- Wordで行うことは?
- Wordで覚えるべきことは?
0-2 Wordの画面を理解しよう
- Wordの画面はこうなっている
- 画面操作~まずはこれだけ覚えよう
- 以前のWordを使っていた方へ
- 【あれ? 困った】リボンが消えてタブだけになった……
0-3 文書作りで一番大切なこと
- 新しい文書は「白紙の文書」が基本
- 文書を開いたらまず「名前を付けて保存」
- 作業中はこまめに「上書き保存」
- 【あれ? 困った】いきなり「文書2」になる……
- 文書を「閉じる」ときは慎重に
- いつも使う文書はピンで留めておく
- 【あれ? 困った】文書が見つからない……
- 作成と保存は「クイックアクセスツールバー」が便利
0-4 ころばぬ先の準備作業
- 余計な機能は「封印」しよう
- 【あれ? 困った】結語の自動挿入を封印できない!?
- 「編集記号」を表示させておく
Part1 こうすれば迷わない 「ページ書式」の決め方
1-1 文書作りは最初が肝腎~ページの書式を理解する
- 「白紙の文書」を活用しよう
- 「白紙の文書」のページ書式は変えられる
1-2 迷わないページの書式の決め方
- 最初にプリンタを決めておく
- ページ書式はダイアログボックスでまとめて設定
- ページ書式の第一歩は「縦書きか横書きか」
- 用紙の大きさを決める場合はプリンタと印刷形式に注意
- 印刷形式,印刷の向き,余白の設定は手順が大切
- 本形式は扱いに注意
- 「とじしろ」を使うのは[標準]形式で両面印刷の場合だけ
- 【あれ? 困った】片面印刷用のプリンタで両面印刷できる?
- 本文の行数と文字数は[標準]スタイルと深い関係がある
- [標準]スタイルのフォントサイズを決める
- 文字数と行数のオプションは[行数だけを指定する]で決まり
- 字送り,行高の初期設定を信用してはいけない
- Wordの「行送り」は「行高」の誤り
- よく使うページ書式はWordに登録しておくと便利
Part2 こうすれば迷わない 「段落書式」の決め方
2-1 「段落」がわかればWordがわかる
- 「段落」はWordのかなめ
- 段落の基本書式は「段落スタイル」で決まる
- 書式は自由に変えられる
2-2 迷わない段落書式の扱い方
- 段落選択のポイント
- 段落書式を変えるボタンはこれ
- 文字書式と共通のボタンに注意
- 段落書式の解除は[Ctrl]+[Q]キーで決まり
- [書式のクリア]ボタンは使わない方が無難
2-3 これで万全,段落書式の活用法
- 表題や結語の位置決めは「段落配置」ボタンが定番
- 「両端揃え」と「左揃え」はどう違う?
- 本文の頭を全角スペースで字下げする場合はフォントに注意
- インデントを使う場合は「グリッド線」を表示するのがコツ
- 【あれ? 困った】インデントマーカーを目盛の位置にドラッグできない
- 段落全体の両端は左右のインデントで決める
- 署名のように文字数の異なる段落を右に寄せるには左インデントを使う
- 【あれ? 困った】段落の右側が妙に空いている
- 適当に字下げするなら「タブ文字」が便利
- 【あれ? 困った】[Tab]やスペースキーを押したらインデントされた
- 費用科目の一覧などは「タブ」で揃える
- タブ位置を解除するには2つの方法がある
- 行の高さはオプションで決める
- 【あれ? 困った】「メイリオ」フォントを使ったら行間が拡がった
2-4 あちこちに同じ段落書式を設定する
- 書式設定を[F4]キーで繰り返す
- 書式設定の決め手は「段落スタイル」
- 「リンクスタイル」の機能を制限する
- 知らなくても困らない「スタイルセット」
Part3 こうすれば迷わない 「箇条書式」の決め方
3-1 Wordの箇条書きは割り切りが大切
- Wordの箇条書きはややこしい
- 箇条書きの決め手は「ぶら下げインデント」
- 以前のWordを使っていた方へ
3-2 迷わない箇条書式の扱い方
- これから入力する箇条書きの字下げはスペースキーか[Tab]キーが便利
- 箇条書きの入力オートフォーマットを使ってみる
- 左インデントの位置を変えるには記号や番号をドラッグする
- 左インデントの位置を正確に指定するにはショートカットメニューを使う
- 箇条書きのインデント調整にインデントマーカーを使うのは禁じ手
- 【あれ? 困った】箇条書きのインデントが場所によって違ってしまう
- 番号を変えるにはオプションボタンかショートカットメニューを使う
- 【あれ? 困った】省略したはずの連番が表示される
- 箇条書きを終えて本文を入力する
- 箇条書きを「本文に戻す」とは本文用の段落スタイルを適用すること
- 【あれ? 困った】箇条書きで[Ctrl]+[Q]キーを押すと妙なことに!?
- 箇条書きを階層形式にするにはインデントボタンを使う
- 階層形式の箇条書きの書式を変えるには「アウトラインの定義」を使う
- 【あれ? 困った】リストライブラリの種類によって動作が違う
- 使わなくても困らない「リストスタイル」
- 【あれ? 困った】箇条書きの見出し段落にだけ行頭文字を付けたい
- やってはいけない箇条書きの操作
3-3 あちこちに箇条書きを設定する
- 行頭文字や番号をインデント付きでライブラリに登録する
- 一歩進んだ[リスト段落]活用法
- 階層形式の箇条書式を段落スタイルに割り当てる
- 不揃いの箇条書式を揃えるにはショートカットメニューを使う
Part4 こうすれば迷わない 「文字書式」の決め方
4-1 文字の基本書式は段落スタイルで決まる
- 文字書式と段落スタイルの関係を理解しよう
- 知っておきたい文字スタイルと段落スタイルの関係
4-2 迷わない文字書式の扱い方
- 文字選択のポイント
- 【あれ? 困った】ドラッグすると選択範囲が勝手に拡がってしまう
- 文字書式を変えるボタンはこれ
- 文字書式の解除は[Ctrl]+スペースで決まり
- 入力中に便利な文字書式の先指定と解除
4-3 これで万全,文字書式の活用法
- 基本は和文フォントと欧文フォントの組み合わせ
- 【あれ? 困った】英数字のフォントが混ざっている!?
- 固定ピッチフォントと変動ピッチフォントを理解する
- 「見出しのフォント」「本文のフォント」は要注意
- 文字間隔は文字書式とオプションで決まる
- オン・オフ方式の文字書式を扱うポイント
- 選択方式の文字書式を扱うポイント
- 特殊な「拡張文字書式」
- 【あれ? 困った】ルビや囲み線を付けたら行高が高くなった!?
- 【あれ? 困った】画面上に妙な文字がたくさん並んでいる!?
4-4 あちこちに同じ文字書式を設定する
- 太字を設定し,あとから別の書式に変える
- 蛍光ペンでマーキングして置換する
Part5 こうすれば迷わない 「罫線」と「網かけ」の使い方
5-1 Wordの罫線は「適材適所」がポイント
- Wordには9つの罫線機能がある
- [罫線を引く]が不幸の始まり
- 見出しや本文には「書式」の罫線を使う
5-2 迷わない段落罫線の扱い方
- 段落の周囲に罫線を付けてみる
- 段落間に罫線を付けるには「横罫線(内側)」を使う
- 段落罫線の両端はインデントで決まる
- ページ幅一杯に罫線を付けるにはインデントを調整する
- 段落罫線の線種や色を変えるにはダイアログボックスを使う
- 段落罫線を解除する
5-3 迷わない段落の網かけの扱い方
- [段落]グループの[塗りつぶし]ボタンは段落には使えない
- 段落を網かけにしてみる
- 段落罫線と網かけを併用する
- 段落の網かけを解除する
5-4 迷わない文字の囲み線と網かけの扱い方
- 囲み線と網かけには2つの方法がある
- 文字の囲み線と網かけを解除する
5-5 知っておきたい罫線機能
- 手軽に飾れる「水平線」
- けっこう便利な「縦棒タブ」
Part6 こうすれば迷わない 表の扱い方
6-1 表作成は「全体」から「細部」へ
- 表作成のおすすめ手順
- 表作成のポイントは「列幅」の調整
- 表の操作は「範囲選択」がポイント
- [罫線を引く]はわかって使えばそれなりに便利
6-2 迷わない表の作り方
- 表作りは「列数」を決めてから着手する
- 表スタイルは最初に決める
- 意外にくせ者「セルのオプション」
- 表幅優先か列幅優先か……方針を決めると作業が楽になる
- 表幅は本文幅との比率で決めることもできる
- 表幅優先で列幅を調整するには手動が簡単
- 列幅優先で調整するにはオプションがポイント
- 【あれ? 困った】列幅を設定したのに入力すると拡がってしまう
- 行高はオプションと段落の設定で決める
- 罫線と網かけの書式は「全体」から「細部」へ
- セルの「結合」と「分割」は書式に注意
- セル内の文字位置は段落書式とオプションで決まる
- 【あれ? 困った】表の中の文字を横向きにできない
6-3 迷わない表の位置の決め方
- 段落間に置いた表の位置は配置オプションと「インデント」で決める
- 本文の横に置いた表の位置はオプションで決める
- [罫線を引く]による表は位置決めオプションに注意
- 縦書き文書の表は段落間には置けない
- 表を削除する場合は専用ボタンを使う
- 【あれ? 困った】文末の表のあとに空白ページができてしまう
6-4 同じ書式の表をたくさん作る
- 一番簡単なコピー&貼り付け
- 書式だけを揃えるなら「表スタイル」が便利
- いろいろな文書で使い回せる「クイック表」
Part7 こうすれば迷わない 図や写真の扱い方
7-1 迷わないオートシェイプとワードアートの描き方
- 入り口は[挿入]タブ
- オートシェイプとテキストボックスは「斜めドラッグ」が基本
- 線の図形は「クリック」と「ドラッグ」で描画
- 「直線」を描くには[フリーフォーム]を使う
- ワードアートは「フォント」がポイント
- 複数の図形を組み合わせるには「描画キャンバス」が便利
7-2 図や写真の扱いは「配置形式」がポイント
- 図や写真の配置形式には「行内配置」と「浮動配置」がある
- 浮動配置は本文との関係によって6つの種類がある
- [外周][内部]で本文をイメージどおりに折り返すには調整が必要
- 浮動配置の図や写真は必ず重なっている
- 図や写真の選択方法は配置形式によって異なる
- 【あれ? 困った】オートシェイプをドラッグできない
7-3 迷わない図や写真の位置の決め方
- よく使う配置形式をWordに登録しておくと便利
- 位置決めの前に配置形式を選択する
- 行内配置の図や写真の位置は段落書式と文字書式で決まる
- 浮動配置の図や写真は本文に連結されている
- 浮動配置の図や写真の連結先を「固定」すると少し安心
- 図や写真の位置決めは「基準」がポイント
- 「グループ化」した場合は配置形式と位置を確かめる
- 【あれ? 困った】配置形式がいつの間にか[四角]になっている
7-4 迷わない図と写真の書式の決め方
- 図や写真で使える書式は2つに大別できる
- 書式設定のダイアログボックスは2つに大別できる
- サイズ設定は縦横比のオプションに注意
- スマートアートとグラフの視覚効果には「テーマ」が使われている
- 「描画キャンバス」上で写真の「効果」を使うには工夫が必要
- 【あれ? 困った】写真を浮動配置して印刷したらとんでもないことに
- 【あれ? 困った】回転ハンドルが見えない
- 【あれ? 困った】用紙を基準に整列したはずなのに位置がおかしい
7-5 迷わない図の中の文字の扱い方
- テキストボックスを扱うコツはオプションの設定
- 【あれ? 困った】文字をテキストボックスで囲めない
- オートシェイプに文字を入力することもできる
- 意外に便利なワードアートの使いみち
- 使わなくてもかまわない「サイドバー」
Part8 知っておきたいWordの機能
8-1 作業を楽にする機能
- ショートカットキー
- 短縮キー
- ショートカットメニュー
- 操作を「元に戻す」
- 文字や段落を移動・コピーする
- 文字や段落の書式をコピーする
- 図や写真を移動・コピーする
- オートシェイプやワードアートの「既定の書式」を決める
8-2 知っておきたいWordのオプション
- ルーラーやダイアログボックスの単位を変えるオプション
- 印刷のオプション
- Word文書のバックアップを自動的に作るオプション
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