新刊ピックアップ

Adobe Flash CS4 Professional 盛りだくさんの新機能

この記事を読むのに必要な時間:およそ 1 分

Adobe Flash CS4 Professiona(l 以下Flash CS4)は,アニメーションやゲーム等のFlashコンテンツを作るソフトです。先ごろリリースされたFlash CS4では,アニメーション機能が大幅に強化されました。

まず,基本的なモーショントゥイーンが,CS3までとは異なる新しいものとなり,オブジェクトベースでのアニメーション編集が前提となりました(CS3までのモーショントゥイーンは「クラシックトゥイーン」と呼ばれ,応用機能のような扱いになっています⁠⁠。

また,⁠モーションエディタ」というAdobe After Effectsでお馴染みのグラフエディタが搭載され,詳細なモーションコントロールが可能になりました。Flash CS4の主な新機能を紹介しましょう。

① オブジェクトベースのアニメーション編集

新しいモーショントゥイーンでは,オブジェクトベースでアニメーションを編集することができ,高度なアニメーションも簡単に作成できるようになりました。

画像

② モーションエディタによる詳細なアニメーション設定

「モーションエディタ」は,Adobe After Effectsや3次元のアニメーションソフトではお馴染みのグラフエディタに相当する高機能なモーション編集ツールです。タイムライン上でモーションパスを編集するような感覚で作業を進めることができます。

画像

③ ボーンツールによるインバースキネマティックの表現

インバースキネマティック(IK)は,人やロボットなど,関節を動かすのようなアニメーションに適した機能です。ボーンツールを使って直線を描くようにドラッグしながら,絵のなかに「骨」を埋め込んでいく作業になります。

画像

④ 3D回転と3D変換ツールによる立体的な表現

CS4から搭載された3D回転ツールおよび3D変換ツールは,平面の絵(2D)を3次元空間で扱うことができる機能です。アニメーションに立体的な表現を取り入れることが可能になります。

画像

⑤ 30種類のモーションを適用できるモーションプリセット

CS4には,すでに設定されたモーショントゥイーンが30種類登録されており,それがモーションプリセットです。オブジェクトを選択して,モーションを選び,⁠適用]ボタンをクリックするだけで利用できます。図は「フライインぼかし - 下」を適用したものです。

画像


本書では,こうした機能の基本操作方法が身につくようになっています。はじめてFlashにふれる方や,CS4でのアニメーション制作方法をひととおり学習したい方に最適な内容です。