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「オブラブイベント 2007夏 帰郷」開催

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6月20日,東京・船堀にて,オブジェクト倶楽部主催のイベント「オブラブイベント 2007夏 帰郷」が開催された。

江渡浩一郎氏

江渡浩一郎氏

江渡浩一郎氏(産業技術総合研究所)による主賓講演「WikiとXPをつなぐ時を超えたプログラミングの道」は,Wikiの発祥を探っていくことにより見えてきたWikiとXPの関係を明らかにする,興味深いものであった。Wikiの発明者であるWard Cunningham氏は,Kent Beck氏とともに,XPの提唱者であり,アジャイルマニフェストの署名者でもある。そして,Cunningham氏とBeck氏は,遡ること1987年に,現在の「デザインパターン」へとつながる記念碑的論文を共著で発表している。その論文の背景には,1977年に建築家Christopher Alexander氏が提唱した「パターンランゲージ」がある。江渡氏曰く,この「パターンランゲージ」こそが,Wikiの起源であり,XPの起源でもあり,だからこそ,WikiとXPには共通点も多いのだとのこと。

イベントではほかにも,オブジェクト倶楽部主宰の平鍋健児氏による講演「アジャイル開発元年」など,さまざまなセッションが行われた。

オブジェクト倶楽部
http://www.objectclub.jp