[Special Interview]3年で300%急成長のベンチャーがSE・PGを大募集!!

第3回 お客さまに近く,いっしょに課題を解決できる喜び

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

業務拡大につき各種エンジニアを募集中の,うまくいくチーム開発のツール戦略でお馴染みのリックソフト(株⁠⁠。大手ポータルサイトを運営する職場からリックソフトに転職し,導入支援などで活躍している大崎健吾氏写真に転職の背景や現在の業務について詳しく聞いてみました。

エンジニアの仕事を支援する仕事に興味があった

――リックソフトに入社される前はどういったお仕事をされていたのですか。

写真 リックソフト(株⁠
大崎 健吾氏

写真 リックソフト(株) 大崎 健吾氏

大崎氏:もともと大手ポータルサイトを運営している会社でバックエンド側の開発を担当していました。利用していた言語は,Javaが5割,C/C++が3割,残り2割がPHPといったところです。ただ,会社自体が大きく変わり,もっとも興味があった事業も外部のサービスを利用する形になったため,転職を考えるようになりました。もっとも興味があったのは検索エンジンです。学生時代に起業したときにも,ブログ検索のシステムを開発していました。これまでに10年ほど検索にかかわってきたのですが,転職活動を進めるときには,心機一転でまったく違う分野の会社に行ってみようと考えました。

――その中で最終的にリックソフトを選んだのはどうしてだったのでしょうか。

大崎氏:私の周囲にいたエンジニアはゲーム系の開発に転職するケースが多かったのですが,私自身は,ゲームを開発するよりもエンジニアを支援するプラットフォームに興味がありました。転職サイトなどを見て情報収集をしているときに,偶然リックソフトの存在を知りました。実は,以前にいた会社では10年ほど前から「Confluence」を使っていて,Atlassian製品については知っていました。リックソフトについて調べてみると,Atlassian製品を扱っていることがわかり,また家から近いこともあって(笑⁠⁠,ちょっと行ってみようかと思って面接を受けました。すると,とんとん拍子で話がまとまったのです。

今の仕事にやりがいを感じ,多くの企業で導入を支援

――現在の業務内容を教えてください。

大崎氏:現在にメインとなっている業務は,Atlassian製品の導入支援です。効果的な使い方やカスタマイズまで含めてサポートしており,それにかかわるアドオンを自分自身で開発することもあります。

――業務の中でやりがいを感じるのはどういった場面でしょうか。

大崎氏:前職ではお客さまとじかにコミュニケーションをすることはなかったのですが,リックソフトでは導入を支援する中でお客さまから直接課題やお悩みをうかがいます。そうした課題を解決して,お客さまに喜んでいただいた瞬間はやりがいを感じます。たとえば,Confluenceや課題管理ソフトである「JIRA」図1を導入させていただいたお客さまが,1年後には積極的に活用されるようになっていて,それによって生産性が上がったなどポジティブな意見を伺えたときにはすごくうれしいですね。

図1 製造業などでも課題管理のためのツールとして導入が進むJIRA

図1 製造業などでも課題管理のためのツールとして導入が進むJIRA

印象に残っているのは,ある大手製造業の企業でJIRAの導入を支援させていただいた案件です。その部署は新しいことに積極的に取り組んでいて,JIRAを導入する前はRedmineで課題管理を行っていました。しかし,ユーザ数が増えたことで限界が生じ,JIRAにスイッチすることになりました。そのプロジェクトをお手伝いしたのですが,その後その企業内でJIRAが評判になり,ほかの部署にも広がっていることに手応えを感じました。

――実際にJIRAやConfluenceを導入する際,お客さまにはどのようなアドバイスをされるのでしょうか。

大崎氏:よくお話しさせていただくのは,カスタマイズに凝り過ぎないことですね。標準のJIRAやConfluenceでは,業務にフィットしない部分をカスタマイズすることもありますが,やり過ぎるとコストやメンテナンスの手間がかさんでしまいます。基本的には,まず標準のシンプルな状態で使ってみて,業務にツールを合わせるのではなく,ツールに業務を合わせるくらいの意識があってもよいと思っています。せっかく業務を変える,効率化するという目的でツールを導入するのですから,あまり既存の業務にとらわれずに使いこなすことを考えるのも大切ではないでしょうか。

無理と言う前にまずやってみるエンジニアと働きたい

――理想とするエンジニア像はありますか。

大崎氏:変化を恐れず,興味を持ったことにはなんでもチャレンジしてみるエンジニアですね。口でああだこうだと言う前に,まずやってみる。それによって得られたものを製品にフィードバックし,お客さまや社会に対して還元できるエンジニアになっていきたいです。

――リックソフトで一緒に働きたいエンジニアはどういった人でしょうか。

大崎氏:リックソフト代表の大貫は発想が豊かで,アレをやりたい,コレをやりたいというアイデアが次々に浮かぶんです。要求に対して,すぐに無理だと考えてしまうのではなく,まずやってみたうえでどこが無理なのかを自分で検証する。そういった姿勢を持つ人が来てくれるとうれしいですよね。

――導入支援という業務の範囲ではどういった人が求められていますか。

大崎氏:大切だと考えているのは,お客さまのお話を柔軟に受け止められることです。特にリックソフトには,スピード感を重視するIT企業から,しっかり要件を固めたうえでステップを踏んで導入を進める金融業や製造業の企業など,さまざまなお客さまがいらっしゃいます。そうしたバックグラウンドを理解したうえでお客さまに対応していくことが重要です。その意味で,幅広い経験を持っている,あるいはリックソフトが提供しているサービスの世界を積極的に広げてくれるエンジニアと一緒に働きたいです。

――本日はありがとうございました。

同社の採用関連情報は
https://www.ricksoft.jp/careers/
でご覧になれます。

Software Design

本誌最新号をチェック!
Software Design 2024年5月号

2024年4月18日発売
B5判/192ページ
定価1,562円
(本体1,420円+税10%)

  • 第1特集
    型を制する者はTypeScriptを制す
    もっとTypeScriptの力を引き出そう
  • 第2特集
    Ubuntuで開発環境を整備
    現代的な使い方&24.04 LTSレポート