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九州がアツイ! QUESTが設立1周年記念講演会を開催

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2007年5月24日,九州組込みソフトウェアコンソーシアム(QUEST。旧研究会)が設立1周年を記念して,福岡SRPセンタービルにおいて記念講演会を開催した。

1年間の活動報告がなされたのち,QUEST会長の福田 晃氏(九州大学システム情報科学研究院 教授)が壇上に立ち,生産拠点から開発拠点への脱皮を図るためにも,組込みソフトウェアによる付加価値の創造が有効とした。続く基調講演では,日産自動車の安達和孝氏が「車両の現状および将来技術とエレクトロニクス」と題して,最近の自動車機能のソフトウェア化の事例を紹介,続いて宮崎大学の片山徹郎氏により「ソフトウェアテストの役割と今後」と題して,組込みソフトにおけるコード量の増大とそれに伴う品質の課題を示した。

会場は200名弱の参加者で,立ち見も出る盛況ぶり。今後のQUESTの取り組みとしても,年4回のセミナー開催(次回は9月を予定)などが発表され,九州の組込み産業にかける意気込みが感じられる内容だった。

QUEST会長の福田 晃氏

QUEST会長の福田 晃氏

QUEST
http://www.quest9.org/