わかって楽しい「数学・統計」の基本と基礎
確率のエッセンス〜大数学者たちと魔法のテクニック〜
「確率」は身の周りに実は多く存在しており,興味を持っている人が本来多い分野です。明日の降水確率は何パーセントだろう,あれとこれだとどちらを選んだほうがいいだろうなど,私たちはふだんから確率的な思考を行っているのです。本書では,サイコロ,チェス,暗証番号当て,くじ,トランプなどおもしろい確率問題や天才たちが挑んだ難問や解法に使った計算テクニックを取り上げます。パスカル,フェルマー,ライプニッツ等大数学者たちの鮮やかな手法を堪能できる1冊です。確率ってこんなにおもしろかったんだと思ってもらえるでしょう。
虚数と複素数から見えてくるオイラーの発想~e,i,πの正体~
オイラーが考案したと言われる虚数iやネイピア数e。そもそもオイラーはなぜこんな数を考えたのでしょうか。本書ではiやe,さらに円周率πを無理数や連分数といった観点からまず眺めてみます。それから三角関数や指数関数へ応用へと広げ,オイラーの発想に迫ります。意外なところにiやeが潜んでいることに驚くことでしょう。数学だけではなく化学や物理などへの応用にも触れます。
三角関数・複素数がわかる
高校時代にならった三角関数・複素数だが,いまやさっぱりという大学生やもう一度あらためて理解してみたいと考える社会人にも,実例を示しながらやさしく解説する。三角関数と複素数は別々に学んだかもしれないが,実際は一緒に学ぶことで格段に理解が深まる。たとえば,有名なオイラーの公式やド=モアブルの定理を見ても,その関係性がわかる。また,三角関数は,波の性質を知るため(フーリエ変換)には必須の知識であり応用度も高い。本書では,これらを基礎から理解できるよう解説していく。
橋野の“難問図形”問題集 −高校入試の数学・図形問題を厳選!
長年,進学指導の第一線に立つZ会橋野先生が,これは!と思う中学数学,高校入試の図形問題を厳選した,入魂の一冊です。難問,良問ぞろいで,どの問題もうなることうけあい。中学生から,若かりしころ得意だった年配の方まで,ひらめきの爽快感をたっぷり味わえます。みなさんチャレンジしてみてください。
明日からつかえるシンプル統計学 ~身近な事例でするする身につく最低限の知識とコツ
「カスタードケーキがチョコパイに勝つには『味の改良』『販促キャンペーンの強化』どちらが有効か?」
「あと500人お客さんを呼び込むにはいくら広告費が必要?」
そんな身近な問題からポイントが楽しくわかる,いちばんやさしい統計学の入門書。難しい理論は扱わず,最小限の知識に絞る代わりに,8割のケースに対応できる知識がだれでもわかりやすく身につきます。手を動かして実践できるExcel操作の解説つきで実用性も抜群です。
はじめよう!統計学超入門
統計データをよく目にします。実際に自分でデータやグラフから何かを読み取るということはたやすいことではないようです。折れ線や棒グラフから傾向を把握できなくても,まずはそれらを鑑賞することから始め,数字やグラフがどうなっているかという感覚をつかんでもらうというのが本書のコンセプトです。とはいえ,例の多くは実データです。自分によく起こる例もあり,共感しながら,読み進めてもらえるでしょう。統計初心者はもちろん,今後それを使う必要がある人,あふれる情報やデータを正確に見抜くことができるようになりたいという学習意欲のある方々を想定した構成にしています。
統計解析がわかる
さまざまな分野で欠かせない統計学。多くの大学で,選択必修の科目の中に入っています。本書は,統計解析の基礎的な知識をしっかり解説しつつ,推定,検定,分析と,必要な知識を偏りなく網羅。豊富な図と例題,わかりやすい解説で,統計解析の入門書として最適な内容となっています。
本当に使えるようになる多変量解析超入門
変数が多いデータを分析しようとする場合,まず最初に試してみると便利な方法は“似たものどうしを集めていく”クラスタ分析(グループ分け)です。それによりデータの特徴,グループ間の関係等が見えてきます。本書ではそこから単回帰分析,重回帰分析へと進めていきます。樹形図やグラフを作成するときにはフリーソフト「R」を使います。多変量解析は専門用語が多すぎてそれだけでうんざりしまっていた人も,まずは手を動かして,楽しみながらデータの扱い方が自然に身につきます。1変数の場合の考え方を活かしながら解説しているので,統計学の基礎を復習したい人にもおすすめです。
悩めるみんなの統計学入門―統計学で必ず押さえたい6つのキーワード